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#4 わくわく海外への旅 癒しとエネルギーチャージのハワイ③ ハワイ島での星空ツアー

星空を仰ぎ見るとき,はるか昔に遠くで瞬いた光を、今、この瞬間見ている不思議さを感じる。
ピーンと澄みきった空気の中、星々の神秘的とも思える美しさ。

初めて南十字星を見たオーストラリア。
ニュージーランドのマウントクックで見た、降ってくるような星空。
そんな経験の中、最高だったのが、ハワイ島のマウナケアで見た星空だった。

そんな星空を見るために、3回目のハワイへ
でも、その旅は、はじめからドラマティック。
なんと出発当日に台風が福岡を直撃するという予想が出たのだ。
いつも私が旅に出かけるのは、たいてい晴れの日なので、予想は多分外れると思っていた。

ところが、2日前の夕方に旅行会社から連絡が入った。一日前倒しで、名古屋から出発すると行けるから変更しないかという提案だった。

私は出発の前日まで仕事を入れていたし、出発地を変える気持ちもなかったので、その申し出を断り、やはり福岡から出発したいことを伝えた。担当者は、なかばあきれ果てて、
「ですから、台風で福岡出発は、無理なんです」
という。私は試験で必ず合格するという自信はないが、旅行の時は晴れるという絶対的な自信があったので、最後まで変更しなかった。

結果は……台風一過の青空
そして名古屋便が逆に台風の影響を受けて、催行中止になっていた。
ハワイ島での1日目のツアーは、福岡便に乗ったのは私たち家族だけだったから、混載バスがリムジンに変わった.また添乗員さんが一人ついたので、思いもかけないVIP旅行になった。

翌日はキラウエア国立公園等、初めてハワイ島を訪れた際の観光地と重なるところもあったが、圧倒的な自然のエネルギーを感じた。星空を見たいとツアーに賛成した母が、やはり、ヒルトンワイコロアがよかったと何度も口にした。泊まったホテルはハワイで展開するホテルチェーンでよかったのだが、、、

ハワイ島3日目はメインであるマウナケアへ。初めは舗装されていた道路が、オフロードへと変わる。長時間の移動でお尻が痛くなりそうだ。
高所に順応するために、オニツカ・インフォメーション・センターで休憩を兼ねた夕食をとる。そのお弁当というのがなんとおにぎり弁当。ハワイで食べる、どこか日本を感じる食事はおいしかった。あっさりしている方が気分も悪くならないのだろう。

日本の『すばる天文台』を横目に見ながら、山頂を目指していく。途中で足首までのダウンを着て降りる準備をした。

美しい夕日が、沈んでいくのをゆっくり眺める。夕日が沈んだと思った次の瞬間、山の反対側を眺めると、入れ替わるようにきれいな星空が見られた。地球の壮大なドラマを見るようだ。
そして、感じた。自分の存在は小さく、生きている時間は、ほんの一瞬に過ぎないものであると。でも、もがきながらも生きている自分が、ここにいる。

3回目の旅は、自然そのものからいろいろと考えさせられた。そして、まだ一度も足をふみいれたことのないマウイ島にも、行ってみたいという思いが残った。



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