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バラ園のお誘い

現役時代、公私共にお世話になった方がいる。いつも未来のことを考え、新しことにも取り組まれる素敵な先生だ。先日も『これからは診療もオンラインになる。またいろいろな講習もZOOMを使うから、出来なくては』と言われ、2人でやってみた。

コロナの影響で授業をZOOMで行う必要があったため、操作に疎い私も経験できた。それが今の声楽レッスンにつながっている。その当時は一見マイナスに思われたことが、今はとても役に立っている。そう考えると、つくづく人生はおもしろい。何がいいのか、評価は後になってみないとわからないと思う。

今日はバラ園に行こうと言うお誘いを受けて、春に初めて行った。
ご自宅がその近くにあるのに、車を運転しない私のためにわざわざお迎えに来てくださった。

私は子どものとき、母がとても厳しかったので、人に甘えるのが苦手だ。以前の私だったら、素敵なお誘いにも遠慮してしまったかもしれない。でも現在はみなさんの優しさをありがたく受け取ることにしたので、毎日が幸せだ。

はじめは天気予報で晴れだったのに、昨日から天候が不安定になり、午後から雨が降る確率が高かったので、午前中バラを見て、その後一緒にお食事をする計画にした。

朝起きた時は晴れ間が見えたのに、出発してすぐ空が暗くなり始め、雨がパラパラ降り出した。路面を見ると水が溜まっているので、結構会場付近は降ったらしい。しかしバラ園に着いた頃には、雨が止み、曇り空ながらあちこちに咲き誇るきれいな花を眺めることができた。

今回訪れた合志のカントリーパークは、広々としてしていて、きれいな花が咲きみだれていた。夢中になってきれいな写真を撮っているうちに、だんだん青空になり、帰り際には光と影のコントラストでバラがいっそう輝いた。1時間ほど滞在したが、先生曰く、まだ5分の1にも満たないそうだ。


来る人をお出迎え 入り口のバラのアーチ  (小さいころとても憧れた幸せの象徴)

2日後の5月10日から、この会場でバラ祭りが始まる。今年は開花が早かったのか
8日に訪れた時点で花びらが落ちかけているものもあった。はじめの計画ではバラ祭りの期間中に訪れる予定だったが、日にちを早めてよかった。

アンネのバラ (何種類もあるが、散り始めていたものもあった)

お祭りの期間中ではないので、見学者も少なく、自分たちでその美しい花々を一人占めしているような贅沢な時間が過ごせた。写真を撮っていたが、どれも美しく、何と言う名前が忘れそうだったので、花の写真と合わせてネームプレートの写真を撮っていった。

赤いばらにもいろいろな風情がある モナリザの名をもつ🇫🇷のバラ


今日が1番の見頃だろうか? ゴールデンボーガーの花

 

柱のように圧巻な姿 ゴージャスなアンジェラ


見晴らし台の近く 光の中で


晴れ間のアーチ バックの緑とのコントラストも鮮やかで美しい


お昼は場所を移動してステーキを食べた。熊本は赤牛が有名だ。そのお肉を使ったハンバーグとステーキ。お肉そのものの味がして、とてもおいしかった。
最近のハンバーグの中には、肉汁が多すぎて、お腹にもたれるものもあったので
私はとても気に入った。玉ねぎ、味噌ベースなどたくさんの種類のソースもあるので、味の変化も楽しめる。おいしいランチをゆっくり食べて、帰路についた。

車から降りる間際になって、急に雨が降り出した。あとちょっと雨に待っていて欲しかったけれど、この天気の不安定な中に、奇跡のように晴れ間を見せてくれたことに感謝をした。

今、この原稿書いてる15時は雨音が激しく、昼の晴れ間が信じられないくらいの降り方だ。強い雨によって、満開を迎えた薔薇の花びらが、落ちないかが心配だ。


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