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そんなことをふと思い立って辞典を出してきました。
新明解国語辞典によれば、

【色気】異性に対する関心(欲望)。女性が持っている男性の心をそそる性的魅力。

とありました。前者の異性に関する関心・・・。異性、女性か。おっと、ここでジェンダー論を語りたいわけではないんですがそういったことがふと頭を過ぎったもので・・・まあそれはさておき。

色気ってもしかしたら割と最近の言葉なのかなと思い、つづいて全訳読解古語辞典を調べると、【色気】という言葉は項目に無く、【色】の項目に色々とありました。気になった記述をかいつまんで見てみると、

④顔だち、器量。とくに美しい容貌。
⑥情愛。優しさ。思いやり。
⑦華美。色つや。
⑧気配。ようす。情趣。風情。

【色】の項目を見ても全体的に女性を指すようなニュアンスが多かった印象ですが、器量、情愛、情趣というのは手持ちの国語辞典のキーワードになかったのでこれは発見でした。

さて、そもそもなぜ色気という言葉が気になったのかというと、これはただの私の好みといいますか…昔から私は若い男性に魅力を感じなくて、オーシャンズ11のジョージ・クルーニーやShall  we dance?のリチャード・ギアといったいわゆるカッコイイオジサマ俳優が好きで、そのかっこいいオジサマ俳優に色気を感じて好きになるというパターンが多くてですね・・・
でもその色気ってそもそも何なんだろう?と思ったからでして。

脱いでいるから、チラリズムしているからとか、髪が濡れているからとか、色気のあるポーズをしているからとかそういう直接的に脳の性的興奮を感じる部分に訴えるものじゃなくて、正装を着てピシッと決めた渋い男性に色気を感じてしまう、その理由について知りたくて。

ちょっと長くなりそうなので私が感じている色気の正体については今後じっくりと考えていくとして、
ざっくりと予想してみると、古語辞典に載っていたような器の大きさ、情愛、情趣といったものが、年齢を重ねて内面が洗練されて美しい人には感じられるから色気を感じるのかな、と思いました。
う~ん、そういった内面から滲み出てくる色気・・・私もどうやったら身につけられるんだろう・・・自分磨きかあ・・・。周りからそういう内面の色気がある人に見られたいという気持ちもあるけど、自分の為に、自分の内面を磨いていくっていうのが理想だなあ。

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