教養に関する本を読んだが、想像以上に無教養な内容であった件について

 990円の本なので「文句を言うな。」と言われるかもしれませんが、正直、時間の無駄でした。示唆するものがないどころか、害悪が多かった。

 社会学修士のようですね。博士と修士の違いがでたのか?と思ってしまいました。あと、単位取得退学はよくない書き方ですね。文科省も確か、この書き方は非推奨だったはず。博士と同等と勘違いする人もいる。特に、一般人や学生向けの教養を語りたい本では・・・

 リンクも貼りたくはないですが、『人間にとって教養とはなにか』というタイトルの本です。

 ただ、平易なので理解できないという人はほぼいないというのが唯一にして最大の長所であると思います。

 全事項を指摘するのは相当面倒なので、一部の指摘に留めておきます。

 なお、順不同です。私が、それはないだろうと思った順と言っていいでしょう。あえて、3点に絞ります。

1.必読書について

①必読書に自著をあげている
②偏った憲法の本をあげている(全く、学会で評価されておらず、一般書を推薦)
③必読書がはいっていない

2.教養の捉え方・学び方について

①現代社会のICTに関する理解力が足りないというか、偏見であるし、昔の老人の考えそのもの
②出版社や書籍の著者への妄信
③現代社会のシステムを知らない

3.著者の主張する「教養」の薄さ
①使い物にならないくらい浅い知識を「教養」としている(例えば、第一次世界大戦の説明)
②辞書に関する著者の考え方(専門分野の学者が指摘して、削除する結果になった事案も知らないのか?)

 高校3年生にはおすすめできないが、中学生にはおすすめできるかもしれない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?