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【読書まとめ】不動産投資が気になったら初めに読む本


はじめに

今回は、重吉勉さんの書かれた「不動産投資が気になったらはじめに読む本」を読みました。

重吉さんは、賃貸経営サポート業務を行なう株式会社日本財託の代表取締役社長です。業務を通じ失敗した人を多く見たこと、彼自身がバブル崩壊で失敗した経験があることから「失敗しないための不動産投資法」などのセミナー活動を積極的に行なっています。

この本を一言でまとめると、「不動産投資を始める時に考えるべきことがわかる本」です。

内容まとめ

不動産投資がオススメ

現代は、「ひとりダブルインカム」の時代がやってきています。この本では、給与との別の収入源として「東京・中古・ワンルーム×繰上げ返済」をオススメしています。
著者の会社で2021年にオーナー向けのアンケート調査が行われました。
それによれば、7人に1人が経済的自由を実現しており、経済的自由を手に入れた人は平均で13年かかりました。
ただし、この調査は8,602人(2021年6月末時点のオーナー数)を対象に行われましたが、回答率は14%(1,254人)です。

東京中古ワンルーム投資がオススメ

不動産投資には、家賃収入を得るインカムゲインと不動産の売買益を得るキャピタルゲインがあります。
この本でオススメしているのはインカムゲインです。
中でも、東京中古ワンルーム投資がリスクが少なく、効率が良いです。
良い理由として①空室リスクが少ない、②少額から始められる、③換金しやすい、④リスク分散しやすい、⑤再現性が高い、ことが挙げられます。

東京が良い理由

東京が良い理由は、①若者が集まりやすい、②人口が増加し続けている、③地方は安いことが多いが空室リスクが高い、④開発が続いている、ことです。

選び方

ワンルームが空室リスクが少なく、ランニングコストが安いことからオススメされています。
空室リスクを抑えるためには、空室になりやすい物件の特徴を知る必要があります。空室が埋まらない物件の特徴は、①徒歩15分以上の物件、②新宿歌舞伎町など特殊繁華街にある物件、③バルコニーのない物件、④室内洗濯機置き場のない物件、⑤15平方メートル以下の狭小物件、⑥オートロックのない物件、⑦騒音がひどい物件、⑧急耐震方の物件、⑨高額家賃の物件、があります。
不動産会社を通じて購入するには、仲介と売主の2つがあります。この本では、売主からの購入をオススメしており、その中でも、特に法人からの購入をオススメしています。

不動産投資の8大リスク

不動産投資には、①借金、②空室、③滞納、④物件価格の下落、⑤家賃の下落、⑥災害、⑦事故物件、⑧賃貸管理会社の倒産、という8つのリスクを抱えています。リスクを知り、その対処法も知って不動産投資を行うことが重要です。

その他

この本では他に、実際に運用するコツや賃貸管理会社の選び方が詳しく説明されています。紹介しきれていない部分が多いので、不動産投資に興味のある人は、ぜひ実際に手に取って読んでみてください!

感想

今まで、不動産投資についてメリットもデメリットも知らなかった自分にとってはこの本はとてもわかりやすかったです。
不動産投資を実際に行おうと思うと、ローンを組む必要があります。借金にも、良い借金と悪い借金があるということは、多くのところで語られており、不動産投資における借金は利率も高すぎず良い借金だと思います。しかし、今回も紹介したようなリスクがあることも事実です。お金を得るには、リスクを取ることが必要です。そのリスクを最小限にする方法がこの本で紹介されています。
特に意識しなければいけないことは、ローンの利率、管理会社、不動産選びなのかなと思います。中でも、不動産選びを慎重に行わなければならないのかなと思います。自分が住みたいと思えるところが、良い不動産であり、空室リスクが低いと思うので、妥協せずに探すことが重要であり、他と差がつくところなのかなと思います。
なので、気軽にお金が稼げると思うのではなく、未来への投資のためにしっかり考える必要があります。

おわりに

今回、副業の一つとして不動産投資が気になり、この本を読みました。
最近、お金を稼ぐ意味ということについてよく考えます。どれだけお金があっても幸せと感じることはできません。ただし、お金は不幸を取り除くことができると思います。お金を稼ぐ前に、自分にとっての幸せとはなんなのかを考える必要があると思います。

これから学んでいきたいことは、栄養学、心理学、経営学などです。次に読むつもりの本はまだ決めていませんが、下のリストから選ぼうと考えています。何か面白そうな本やまとめて欲しい本があればコメントでぜひ教えてください!


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