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最近観た映画〜カメ、ダンサー、レーサー、女優〜

今月末から年末にかけて、どうやら気になる映画が目白押しのようだ。気になるものは、願いが叶うならばできる限り映画館で観たい!!!お財布と相談にはなるけれど、ここから毎週のように映画館へ足を運ぶことになりそう。

鑑賞順は前後するけれど、どれも面白かったので簡単に感想4作品まとめ。

「ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!」


直前まで観るか観ないか迷っていた作品。公開後から評判が良く、予告編を見た時のキャラの動きや会話のテンポがカッコよくて気になっていたので鑑賞。
上映時間100分、と言うのも魅力的。コーラをお供に鑑賞。

タートルズについての知識はほぼ無しの私でも、とっても楽しめた!簡単に彼らがミュータント化した経緯も説明されるし、4人(4匹)のキャラ設定もさらりと描写されるので誰が観ても面白いと思う。会話のテンポが早くウィットに富んだ会話でクスッと笑える場面満載。日本のアニメネタや韓国アイドルネタなども盛り込まれているし、音楽も気が利いていてイカしてるアメコミ感が存分に味わえる。coolなアニメなのである!

中弛みなんて一切しない。アクションシーンも動きは軽やか、音楽とマッチしていて軽快、そこにユーモアが入ってきてなんとも楽しくも頼もしい。
私が英語を理解できればもっともっと楽しいんだろうなあ!!と、ここ最近感じる英語学びたい欲をビリビリと刺激された。

またキャストの声が最高。タートルズの声が可愛い!みんながぺちゃくちゃおしゃべりするシーンはこちらも楽しくなる。
エンドロールでは意外な人の名前が流れて驚いた!!

ぜひ、予告編を見てちょっとでも気になったのなら見に行って欲しい。
これは続編やるよね??やってほしい!!必ず見に行きたい!


「ダンサーインParis」

評判が良くて気になっていた作品。邦題のセンスにがっくりきた。
どんだけパリネームにおんぶに抱っこなの・・。確かにダンサーの話ではあるけれど、あまりにも大雑把すぎる・・。

パリのオペラ座バレエ団で主演を務めるほどの実力を持つ主人公。プライベートでショックなことがあり、怪我もして、もう踊れないかもしれないという境地に立たされる。そんな時コンテンポラリーダンスと出会い、新たな自分との出会いに発展していく。

主人公が飾らない美人で可愛いのも魅力。そして何よりも冒頭のバレエシーンも素晴らしいし、終盤のコンテンポラリーダンスの情熱的な激しさは大画面で味わって欲しい。
フランス映画なんだけど、ユーモアのセンス的にシニカルすぎず、結構シンプルに吹き出してしまうような単純なものもあり。笑い声が時々劇場で起こり楽しかった。
ものすごく泣いたり、感情を爆発させるシーンは意外となく、
主人公の笑顔がたくさん溢れているのも面白い。

でもって、パリの街並みは美しい。おしゃれがそこらじゅうに広がっている。煌びやかじゃない、洗練されたおしゃれ。

登場人物が皆、個性的で自由。人生を味わう、ということをシンプルに感じる作品。
これ、激しくおすすめです。

「グランツーリスモ」

IMAXで鑑賞。話題の実話をもとにした作品。
カーレースゲーム「グランツーリスモ」のトッププレイヤーを育成して、本物のレーサーが誕生した!という話。いやー、こんなことよく考えたなあ。信じられない。
それだけゲームがリアルに作られていたっていうことなんだよな、と思うと興奮する。
レーサーを育成するチームの教育係デヴイッド・ハーバーがカッコよくてハマり役。わかりやすい師弟関係の描写も、デヴィッドのかっこよさで格上げされた気がする。
主人公ヤンのキャラも良かった。集中するときに聴く音楽のセレクトが、まさにそれ。つい笑っちゃう。

レースシーンは迫力あり、トラブルシーンは目を覆いたくなるくらいだった。スピード感、臨場感満載。私はカーレースの知識ほぼゼロだけれど十分楽しめた。

久しぶりに見たオーランド・ブルームが、胡散臭いおじさんを極めていて笑ってしまった。


最後は今敏監督作品。リバイバル上映されていて、これは観に行かなくちゃ!と決めていた。

「パーフェクト・ブルー」

アニメーション制作会社「マッドハウス」の50周年記念で上映されたようだ。嬉しい!作品自体は公開25周年、とのこと。主人公の部屋の熱帯魚やファッション、インターネットの描かれ方など、時代を感じるが、作品自体は色褪せることなく瑞々しい印象を受けた。

アイドルから女優へと転身した主人公未麻の周りで起こる不可解な事件。次第に仕事の内容はハードなものになり、精神的に追い詰められる。現実と夢の区別がつかなくなり命の危険も感じるようになる。

最後の最後まで犯人が分からず、しっかりサイコサスペンスアニメとして楽しめた。結構激しい描写で殺人が描かれるし、ハラハラする場面も多い。25年前のアニメと行って侮るなかれ。

未麻がどんどん過激な仕事をこなすようになり、私の心もすり減る想いだった。
未麻のぼんやりとした表情、諦めたのか受け入れたのか無になったのか、感情を昂らせたり沈めたりするのが辛い。
また、裸体の描かれ方も生々しく、それが余計に切なさを煽っていたように思う。
今敏監督。もっと作品が見たかったなあ。


今監督作品だと「パプリカ」か「東京ゴッドファーザーズ」が好きです


まだ観たい映画が山盛りあって、追いつかない予感しかない。
ウェス・アンアンダーソンの「アステロイド・シティ」も観れてないし、「ジョン・ウィック」の新作は絶対見たい。来月はくるりのドキュメンタリーも公開されるし岩井俊二監督やマーティン・スコセッシ監督の新作も気になる。
「正欲」は朝井リョウの原作が面白かったので気になっている。
北野武、フランソワ・オゾン、ガイ・リッチーも楽しみにしている。

読みたい本もたくさんあるし、街を歩けばお洋服が欲しくてウズウズしている。行きたいところもやってみたいこともここのところどんどん増えている。
好奇心は前より増している。いいぞいいぞ。

読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋。
そして、映画の秋!!!

今、映画は粒揃い。迷っている人はぜひ!



ここ最近は節約もありお花を自宅で飾ることを控えている。寂しいので、散歩の時にお花を眺めて満足させている。
車道に向かってぐいっと伸びるお花。明るい色味だけれど、秋を感じる。
コスモスやケイトウを飾りたいなあ。


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