古代人に想いを馳せる@ 山梨県立考古博物館
大人の社会科見学と称して、お隣の山梨県にある山梨県立考古博物館に行ってきました。
甲府南ICを降りてすぐのそこは、休日だけど凄く混んでいる訳ではなく、まさに大人の社会科見学にぴったりの場所。
まずは建物前の広場では、大きなマンモスがお出迎えしてくれました。
建物自体は心地よい静けさで、図書館に来ているような感覚。
今度は入り口で縄文土器のパネルと猪親子と子熊の剥製が待っていました。
私が住んでいる場所も、たまに猪が出るようなのですが(幸いにもまだ遭遇したことはない)大人の猪が目の前に出くわしたら、確かに怖いよなあと疑似体験をしました。
常設展拝覧料は、一般料金で大人1人220円と社会科見学には嬉しいお値段。
受付の優しい女性にアシストされて、いざ常設展へ。
教科書でしか見た事のない土器が想像以上の数が目の前に並べられていました。
古代ローマ帝国やエジプトの遺跡を見ても思うのだけれど、今も昔も美的感覚ってそう変わらないのだなということ。(個人的な意見です)
2000年以上経った現代を生きる私にとっても、それは美しく感じられます。
普段使いの食器や備蓄用の壺にも愛着を持つということは、この時代から既に始まっていたのですね。当時の食材は、今見ても美味しそうにみえます。
また、この時代の埴輪や土偶といった一部魔除けに使用された置物も私にとっては芸術作品として捉えられます。
こちらは、博物館のキャラクターにもなっている土偶のいっちゃん。
土偶や埴輪にも色々な形が存在することを知りました。(そして全てに
意味があることも)私のお気に入り埴輪も紹介しておきます。
これを見に来たといっても過言ではないです。
他にも装飾品や台所用品、時代が進むにつれて変化していく食器の装飾なんかも、どんどん現代のものに近づいていてとても興味深かったです。
また、今回は夏季特別展で呪い(まじない)の世界というのも開催されていてそちらも大変見応えがありました。
じっくり見るならいくらでもいられそうです。
同じ敷地内には、古墳もあるということで、人生初の古墳登頂もしてきました。
わかりにくいですが、こちらは前方後円墳になります。
教科書で前方後円墳(当時は鍵穴古墳とも言っていたような)を見た感覚が戻ったような気がしました。
この日の甲府は30度超えで、普段在宅が多い我々にとってはかなり体力を奪われてしまうということで、2時間弱の社会科見学を終えて早々に帰路につきました。
大人の社会科見学はこれくらいがちょうど良い。
翌日は、お土産を広げながら写真を見て余韻に浸るのが楽しみのひとつ。
今回は、小さな埴輪と土偶をいくつか連れて帰りました。
約一ヶ月ぶりのプチ遠出は心身ともにリフレッシュ出来た気がします。
また大人の社会科見学と称して、色んな場所に訪れてみたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
Thank you so much.
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