フラットに観る領土問題
北方四島の問題と今の戦争はめっちゃ似てる。
日本が奪われた北方領土は、ロシアにとってのウ〇ライナだろう。
まるで日本が常に正義だと一般人は信じているが、
ウ〇ライナのクーデターには日本からのODAが加担してる。
聞こえはいいが、ロシアからすればこれは敵の工作資金だ。
これを前提に考えるだけ。
知っての通り日本はアメリカの準属国であり、逆らえない。
こういう侵略に加担してるのも日本の意志ではないかもしれない。
が当然、西側の版図と裏返れば日本にだって見返りもあるハズだ。
言いなりの日本にもそれなりにアメがあると。
プロバガンダや、文化侵略、スポーツのルール変更等々、
こういう経済戦争を多くの国がやっていて、当然そこには闇がある。
日本のODAがクーデターを誘発するなら、その犠牲者だっているのだ。
この現実があるのに日本だけ綺麗な立場でいられる訳もなく、
何処かしらでは恨みだって買っていると。
ただ、その部分に眼を瞑っているからこそ善良でいられるのだろう。
このウ〇ライナへのODAとほぼ同時、
当時の安倍晋三はロシアとの北方領土の合同統治の協議にこぎつけた。
これだって日本の独断ではなく、表に出ないが米国の指示だろう。
数千億の資金援助を前渡しして交渉をしてたはずだ。
言い換えれば大陸と島からの「両面作戦」と言えるだろう。
ロシア本国に対し、西側が両方から仕掛けたと。
あちらからすれば、この前渡しの資金というのは、
言い換えれば「経済侵略の手付金」みたいなものになる。
悪意と善意が入り混じった金であり、ある種危険な金だろう。
単純に有難がるべきものでは無いと。
ODAなんていうのはおそらく全部含みがある。
政府や企業が持っていき、直接幸福に繋がるワケじゃない。
使われ方次第で国の上層部を取り込むタダの賄賂にもなり得ると。
不幸を招く可能性もあり、リスクとリターンは裏表、
いつだって善意と悪意は抱き合わせで存在するのだ。
当時のロシアから観れば、どんな心理状態か?
日本が北方四島を奪われた様に、ロシアはウクライナを奪われた。
お互い相手に本土への緩衝地帯を奪われた事になる。
日本を西側の先兵と観たら、やってる事は結局同じ、
いわば痛み分けだ。
当時は「ロシアに金を盗られた」と話題になったが、
これはほんの一方向からの視点に過ぎず、
日本の意思と米国の指示が入り混じり、もっと複雑だ。
当時の安倍晋三が何を考えていたかは判らない。
アメリカ向け、一般向けの判り易いポーズの裏に、
ひょっとしたら最初から持ち逃げしてもいい金だったとも言える。
全ては相手次第だったと。
毒を飲むもよし、飲まずともよし。
自分は米にも自国にもロシアにも顔を立てる必要があるだけ。
結局そういう含みだろう。
結局のところ、ロシアは金だけ奪い去り「表の約束」を破った。
「その手に乗るか!」との皮肉を込めたアメリカへの意趣返し。
一方で国際的信用の低下を招き、日本の顔に泥を塗ったと。
しかし不思議な事に以降、ロシアと日本の関係はむしろ良好になった。
ウクライナへの工作資金と日本へのダメージ、
プラスとマイナスの帳尻が合ったという事だ。
「結果オーライ」
善も悪も角度次第、切り取り方でどうとでも言える。
そこをいかに成果に繋げるかが重要だ。
建て前、綺麗ごと、メンツなんて関係ないと。
それこそが心理戦だろう。
敵を滅ぼすのは大抵の場合不可能だ。
虐殺なんて国際世論の倫理観に背く事になってしまう。
敵は懐柔し、折り合いをつけ、価値観を少しづつ変えるべきだろう。
しかし「日本はそれをやられている側でしかないのだ。」
かつてこの戦いをしていたソニーやホンダは既に負け、
ニンテンドーもヤバそうだ。
欲ボケ企業は取り込まれ、金と甘言に勘違いさせられた。
戦ってるのは漫画家やアニメーター、一部のスポーツ選手だろう。
逆に敵からすれば「ここを取れば勝てる」という事。
本当に勝ち組を名乗るなら、こんなもの看破しろと。
敵と味方を勘違いするな。
「内弁慶」こそ敵最大の策略だろう。
売国政治家はほとんど手遅れの様だ。
今は尻尾を振ってても、事が終われば犬のエサになるだろう。
彼等は先が観えている。
おしまい。
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