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【子育て・保育・教育】今日の学び。

こんな記事でもどこかで誰かが見てくれているようです。
すき♡が増えるたびに嬉しくなります、ありがとうございます。

さて、今日は子どもたち自身の【振り返り】の重要性について私が今日学んだことをひとつ。

子どもたちは毎日遊んでいますね。

でも乳幼児期における【遊び】は、ただ楽しいだけの遊びではなく、
遊びを通して感じた様々な事象、新しい発見、人との関わりの中で得たことなど、あらゆるできごとを吸収するために必要な【学び】の時間である。

というのはなんとなく皆さんご存知かと思います。

そこからもう一工夫、
少し意図的に遊びの中に
学びを仕掛けていくのが
私たち保育士の役目です。

子どもの「いま」の興味を
観察や子どもとの対話から捉え 、
その興味を広げたり深めたりできるよう
本物を用意したり、
子どもたちのそばに素材を置いたり、
質問してみたりする。

そして、「いま」を楽しむために、
自分たちがやってきたことを子どもたち自身が振り返ることができる
という環境も大切にしている。

その中の1つの方法として

【ドキュメンテーション】

=子どもたちの遊びや学びのプロセスを見える化したもの

が、あります。

ドキュメンテーションは、
完成した作品が良いとか悪いとか、
その活動ができたとかできなかった、
とかではなく、

その目的に向かう子どもたちの心の動きや、
活動の中で気づいていったことなどを記録します。

写真
その時の子ども自身のコメント
子ども同士の会話
保育者が感じた子ども自身の学び
など、
形式は様々ですが、

子どもたちにとって、自分の活動を振り返ることができたり、活動を展開していくきっかけになったり、自信がついたりと、
活用できると子どもにとっても大人にとってもすごく実りのあるものとなります。

私たちは「ではみんなで今日はこれをしましょう!」という、いわゆる一斉保育と呼ばれるみんなで足並みをそろえましょうという形態ではなく、

気の合う仲間を見つけて、あるいは一人で集中して、一人ひとりが自分の思いや興味を持って、自ら遊びや学びに向かえるよう、環境を整えていく

という形の保育を行なっています。

夏に紙粘土で子どもたち一人ひとりが作ったトマト(夏に畑で育てて、収穫したという経験から自分だけのトマトを作ってみた)を、幼児室のコーナーの一角にずっと置いていました。

すると、そのコーナーで遊んでいたAちゃんが、秋頃に入園してきたBくんに対して、
「これは粘土で作ったんだよ!」
「これは〇〇くんのトマト」
などと、一生懸命伝えている姿がありました。

また、Cくんは
「Bくんのトマトないから、作らないとね!」と、伝えてきてくれました。

その時に、このトマトが置いてあることによって、子どもたちが自然と自分たちの活動を振り返っていることに気がつきました。

トマトを作ったのは5ヶ月前。
そこには文字も、写真も置いていないのですが、
自分で興味を持って取り組んだ作品がそこにあるだけで、

相手に伝えようとする力、
思いやりの心、
そんな学びを得ている姿がありました。

そこに作っている最中の写真や、子どもたちの一言もあれば、
伝え方もさらに工夫でき、トマトの活動がもっと別の活動へと展開していたかもしれません。

長くなりましたが、

保育者の意図のある関わりが
子どもの学びを広げ、深めていく

ということに、改めて気づいた1月8日。

…8日寝落ちしたー。

2019.1.9.スーパー保育士Megu

#保育士 #保育 #教育 #保育園 #ドキュメンテーション #子育て #育児



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