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長崎旅行2022『崎陽半日旅行記』7

第7章 反省点とお土産について

 今回は、旅に出る前に、しっかりと情報を収集して、計画書まで作ったので、風任せの旅より、幾分効率的に観光できたのではないかと思います。尤も、時間配分は曖昧で、「日本二十六聖人記念館」を見学するのに予定より長い時間がかかってしまったり、稲佐山での時間が予定よりも短くなってしまったりといったミスがあったことは否めません。また、第2章に書いたように、工事中の長崎駅の現状をよく確認しないまま出発してしまったので、駅からメインストリートに出る方向を間違ってしまって、貴重な時間を無駄に費やしてしまったのももったいないことでした。

 更に、母と弟を疲れさせてしまって、私だけが稲佐山に登頂することになったことも反省点です。特に母は歩く速さがゆっくりですので、その点を充分に考慮しておくべきでした。私の歩く速さを基準に計画を立ててはいけないことがよく分かりました。その点、弟は常に母の歩くスピードに合わせて歩いていたので、偉かったです。私も時々振り返り、二人が私にある程度追いつくのを待ってから歩くなどして、私を見失わないように心掛けたつもりなのですが、今回は日帰り弾丸ツアーということもあり、短い時間で多くの場所を巡ろうと欲張った結果、特に母を急がせてしまったのはいけませんでした。

 また、私が稲佐山に行っている間に、母と弟が休憩できる場所として、土産物屋とカフェのある「かもめ市場」を選んだのは第5章に書いた通りですが、その時に、旅行前の母が、フルーツサンドが名物のカフェに関心を寄せていたことを思い出すべきでした。それを思い出していれば、そのカフェを待ち合わせ場所にしたのですが、そこまで気が回りませんでした。母には済まないことをしたと思っています。母と弟は私を待つ間、背もたれもない椅子に座って待っていたそうです。もっと自由に行動すれば良かったのにと思いましたが、事実上のナビゲート役の私を抜きにしては、かえって迷うことになると心配になったのでしょう。そのことに気づくべきでした。なお、母も弟も疲労を長く引きずることなく回復しました。それが救いというか、幸いでしたね。

 最後にお土産ですが、こちらも第5章に記しましたように、カスドースひと箱と月餅の詰め合わせひと箱にしました。

カスドースの箱
手ブレしていますね。すみません💦

 カスドースは平戸銘菓で、ザックリ言うと、カステラに卵黄を絡めて、沸騰した糖蜜で揚げたものです。長崎駅構内の土産物屋街である「かもめ市場」で入手できたのは、長崎駅が、長崎県の代表駅だったからでしょう(平戸市は長崎県内にあります)。小学生の頃からそんなお菓子が存在するということは知っていたのですが、今回自分用に買って初めて賞味することができました。平戸は一度だけ行ったことがある街ですが、その時はこのお菓子のことを忘れていたのか、買って食べたことがなかったのでした。激甘スイーツかと思って口にしたのですが、確かに砂糖のようなものがまぶさっていたものの、むしろ甘さは抑えてあるように感じました。今まで食べたことがないようなシャリシャリ感とシットリ感のある不思議な味わいのお菓子で、美味しかったです。

平戸銘菓・カスドース
南蛮貿易が盛んだった頃の平戸が偲ばれるお菓子です

 北部九州には、小麦粉・鶏卵・砂糖を原料とする南蛮菓子がいくつかあります。長崎のカステラはもちろん、佐賀の「丸ぼうろ」や、小麦粉は使いませんが、福岡の「鶏卵素麺」もその類ですね。興味深いです。

 月餅の詰め合わせは、昼食を食べた「蘇州林」の、「かもめ市場」の中にある出店で買いましたが、2022年6月12日現在、まだ食べていません。日持ちがするので、保存しているのですが、うっかり賞味期限を過ぎないようにしたいと思っています。楽しみです。

蘇州林の月餅詰め合わせです

 それでは、11000字を超える長文になってしまいましたが、最後まで読んで頂き、有り難うございました!

2022年6月12日 佐賀市内の自宅にて   クラウス

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