クラウス

止まらない知識欲。でも頭の回転は遅い。主に詩と旅行の記録を気儘に書き散らします。写真も…

クラウス

止まらない知識欲。でも頭の回転は遅い。主に詩と旅行の記録を気儘に書き散らします。写真も上げます。 ロミオの青い空を下敷きにした二次創作小説も載せていきたいです。宜しくお願いします。

最近の記事

古典的書物について

 私は自分を結構欲張りな方だと思っています。特に本に関しては私より沢山集めている人は滅多にいないのではないかと思うほどです。  しかし、その一方私はケチでもあります。なので、所蔵している本の殆どは中古の文庫本です。単行本の新品は余程のことがないと買いません。お値段が一冊千円以上の本については購入をためらってしまうほどなのです。  集めている本は、主に日本を含む世界中の古典的な文学作品や歴史書、哲学書、仏教・キリスト教・イスラム教・儒教などの古典的な宗教の書物とその解説書が

    • 超絶どうでもよい話

       予め断っておきますが、いつも以上にどうでも良い下らない話です。  夢の中で、なぜか高校教師をやっている小○百合子と、女真文字と西夏文字のどちらが解読されているかで論争になりました。小○氏は頑なに女真文字の方が解読されていると主張していたのですが、私は女真文字は一見比較的簡単そうに見えるので、解読されていそうだけれども、実は未解読で、反対に、西夏文字の方が複雑であるように見えるため、未解読のように思われるけれども、実は解読が進んでいるのだと主張しました。  夢から覚めた後

      • 「多世界解釈」について

         以下の文章は、2009年(平成21年)6月1日にmixi日記に書いた記事からの抜粋です。 *****  大学の2回か3回生の頃のことです。  私は我流哲学を構築していく中で、以下のような仮説を立てたことがありました。  宇宙は一瞬一瞬(この場合、「一瞬」とは時間の最小単位のこと)可能性の範囲のうちで可能な分だけ分岐していって、今現在この自分があるこの宇宙は、その分岐していった宇宙のうちの一つであり、また一瞬先の未来から宇宙は個々の可能性の分だけ分岐し続けていく。それ故に

        • 私の好物は消えてしまう

           自分で言うのもなんですが、私は割と変わり者です。なので、人とは違った変わったものが好きになります。  今回は、私が好きな「変わった飲食物」を紹介したい、と思うのですが、変わったものの宿命なのか、現在では入手不可なものばかりです。愚痴のため息が混じる紹介文になるかと思いますが、宜しければ、お読み下さい。 ※トップ画像とこの記事の内容は関係ありません。 1.スリランカ風キーマカレー  まず最初にご紹介するのは、「スリランカ風キーマカレー」です。自宅での昼食をレトルトカレーで

        古典的書物について

          歴史にハマったきっかけと、個人的に興味がある歴史

           私が歴史にハマったのは、小学校6年生だった頃だと思います。当時、私の家では学研の学習雑誌を購入していて、その付録に『太平記』の漫画がついていたことがあり、これをボロボロになるまで読み耽ったのです。それ以来、南北朝時代に興味を持っていました。  中学生になると、コーエーの歴史シミュレーションゲームにハマり、信長の野望や三国志をプレイするようになりました。そして信長の野望で地元の戦国武将たちを知りました。特に龍造寺隆信の戦闘力と、鍋島直茂の政治力及び戦闘力の高さに感動し、全国的

          歴史にハマったきっかけと、個人的に興味がある歴史

          ドラえもんにみる「未来」考(仮説)

           ドラえもんの第一話目だったか、遠い昔に何かの番組で観たことがあるのですが(本放送時、私はまだ生まれていません)、のび太のもとに玄孫のセワシとドラえもんが登場して、のび太の悲惨な生涯を変えるため、のび太にドラえもんをあげるというエピソードがあったことをうろ覚えながら記憶しています。  ドラえもんが登場しない世界線でののび太の将来の妻が、ジャイアンの妹・ジャイ子になっているという設定があったのですよね。確か。  のび太はドラえもんが登場する世界線では、(努力次第で?)しずか

          ドラえもんにみる「未来」考(仮説)

          天使の想い

           「神様、どうかロミオをお守りください」  アンジェレッタは一心に祈りを捧げつづけた。  胸騒ぎがした。薄明りの差す夜明けとともにロミオは家を出ていった。まだ日の出までには時間があった。何のためにこんな朝早く出ていったのか、アンジェレッタには分からなかったが、ただ、ロミオが何か重大な決意を胸に抱き、勇気を奮い立たせようとしていたことは、充分感じていた。そして同時に、アンジェレッタはロミオが心の奥底で何かに怯え、不安を覚えていることも察していた。ロミオが勇気を起こそうと努

          天使の想い

          コンテンツとしての「歴史」

          現代の一般人に於ける「歴史」というものの最大の意味は、恐らく「コンテンツ」としての意味だと思います。「コンテンツ」が良いなら、経済効果が期待できるようになるからです。書籍、漫画、映像作品、旅行、様々なジャンルで「歴史」はコンテンツになり得ます。 しかし、人の興味を喚起することに熱心になるあまり、誤った歴史が流布されていくことも結構あります。「史実とかそんなものは専門家が知っていればそれで良い」と考える人もいるでしょうが、本当にそれで良いのでしょうか? 不当な評価を与えられ

          コンテンツとしての「歴史」

          誇り高き狼

           アルフレドが亡くなってちょうど一年が過ぎた。 その日はよく晴れた小春日和だった。その昼下がり、アルフレドの墓の十字架の前に一人の少女が立ち尽くしていた。少年の恰好をしたその姿は、男装の麗人の趣があった。ニキータだった。ニキータは、アルフレドに語りかけるように呟いた。 「あれから一年経ったな、アルフレド。この一年、あたしはお前のことを忘れたことは一度もなかった。そして、お前はずっとあたしを見守ってくれていた。あたしのやることなすこと全てをみんな見ていてくれた。そんな気が凄く

          誇り高き狼

          「パリからの手紙」解説

          はじめにこの文章は、2012年頃に書いた短編の書簡体二次小説「パリからの手紙」の解説です。この解説は、2016年の末に、一部のファン向けに限って書いたものです。今回、noteにアップするにあたり、少々訂正を加えていますが、ほぼ当時のままのものとなっています。「パリからの手紙」をまだ読まれていない方は、まずそちらをご覧になることをお勧めします。 本文冒頭で、ロミオとビアンカが長い間離れ離れに暮らしていることをビアンカの言葉で表現しました。この手紙は、ロミオがまだ師範学校か大学

          「パリからの手紙」解説

          パリからの手紙

          7月8日,18××年 懐かしいロミオへ  私達、こうやっていつも手紙をやりとりしているけれども、もう随分長く会っていないわね。今、成長したあなたの姿を見ることができたら、声を聞くことができたら、いったいどんな感じかしら?  私は相変わらずカセラ先生のところでナースの見習いを続けているわ。そして、今は先生と一緒にパリに来ているの。先生は学会に出席するためにパリまで来たんだけれど、私無理を言ってパリまでついてきちゃったのよ。それというのも、あなたが前々から話してくれていた彼

          パリからの手紙

          「ロミ空好きさんに50の質問」

          うみさんが作られた「ロミ空好きさんに50の質問」に回答してみたいと思います。 1. ロミ空ファン歴を教えて下さい 27年です。 2. ロミ空を初めて見たのはいつ? 95年の本放送です。マジョーレ湖で船が難破したところから見はじめました。 3. キッカケはなんだった? 何となく見はじめて、ロミオの健気さ、アルフレドの頭の良さや向上心、アンジェレッタの優しさに惹かれたからハマったのではないですかねー🤔 アンジェレッタには登場までかなり焦らされました。 4. 初めて見

          「ロミ空好きさんに50の質問」

          長崎旅行2022『崎陽半日旅行記』7

          第7章 反省点とお土産について  今回は、旅に出る前に、しっかりと情報を収集して、計画書まで作ったので、風任せの旅より、幾分効率的に観光できたのではないかと思います。尤も、時間配分は曖昧で、「日本二十六聖人記念館」を見学するのに予定より長い時間がかかってしまったり、稲佐山での時間が予定よりも短くなってしまったりといったミスがあったことは否めません。また、第2章に書いたように、工事中の長崎駅の現状をよく確認しないまま出発してしまったので、駅からメインストリートに出る方向を間違

          長崎旅行2022『崎陽半日旅行記』7

          長崎旅行2022『崎陽半日旅行記』6

          第6章 旅の終わり  長崎駅に着き、母と弟と「かもめ市場」で合流すると、夕食をどうするかということになり、隣接するファミリーマートに入りました。  弁当コーナーで、私は「鯨カツ弁当」を選び、弟は「角煮めし」を、母は父の分と合わせて普通の幕の内弁当を購入しました(せっかく長崎まで来たというのに、普通の幕の内弁当なんて!)。喉が渇いていた私は、弁当と一緒に買ったジャスミン茶のペットボトルをリュックに入れ、購入済みの切符を持って改札を通り抜けました。母と弟も改札を抜けると、予定

          長崎旅行2022『崎陽半日旅行記』6

          長崎旅行2022『崎陽半日旅行記』5

          第5章 稲佐山から長崎の街を見下ろす  昼食の後は、腹ごなしに少し運動しようかというつもりで、稲佐山という山に登る計画を立てていました。この山の頂上は、長崎の街の全景が見渡せる場所です。標高は333mということで、東京タワーと同じ高さです。下からロープウェイで登ることができます。なお、この山は、山頂から見える夜景が特に有名ですが、今回は夜まで滞在することはできないので、昼下がりの時間帯に登頂することにせざるを得ませんでした。  まずは、長崎駅前に戻り、そこからロープウェイ

          長崎旅行2022『崎陽半日旅行記』5

          長崎旅行2022『崎陽半日旅行記』4

          第4章 出島から新地中華街へ  さて、盛大に脱線しましたが、話を元に戻します。  我々は、日本二十六聖人記念館を出ると、例の急勾配の道を下って長崎駅前から路面電車に乗り、出島へと向かいました。出島は、はじめポルトガル人、次いでオランダ人を中心とした欧州人及びその召使いだったマレー人等が、押し込められていた扇形の人工島ですが、近代になると、周囲が埋め立てられて一見、島ではないような感じになっています。出島はずっと昔に何度か行ったことがありますが、その時とは全く様変わりしてい

          長崎旅行2022『崎陽半日旅行記』4