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人に思いを伝えれない私がグラフィックデザインを16年も続けられた理由


こんばんわ。
サンジのパパです。
グラフィックデザインに関わり始めて16年ですか…。
長いなぁ…、長かった。色々なことが思い返されて感慨深いです。

私は今、労働者として会社に雇われている身です。
今までに2回転職して、その2回目の転職先に現在5年ほど在籍しています。
いずれもグラフィックデザインに関わる仕事でした。

グラフィックデザイナーのやりがい

なぜ16年も続けられたのか?
やっぱり、やりがいがあったのだと思います。
自分の作った言わば作品(広告)が不特定多数の目にとまる。
これは何とも言えない愉悦感があります。
決して自分だけの力で広告を世の中に出したわけではないですが、何だか世間に「私はここだよ!」と言えている気がするのが、心地よかったのです。

実は私は、活字が苦手

本当によくこの仕事を続けられているなと思います。
私は、活字が苦手で、読解が苦手で、日本語が下手で、タイピングが苦手で、一般に配られているチラシを読むのも辛いような人間です。
雰囲気で文章を読んでしまう癖が昔からあり、勘違いをたくさんしてきました。
グラフィックデザインにおいて、指示の解釈を勘違いするのは命取りです。
WEBデザインと違い、紙や物理的なものに印刷をするグラフィックデザインは情報が間違っていればそれを治す方法はありませんです。刷り直しが基本の対応になります。刷り直しをすれば、印刷代が単純に倍です。売り上げなんてないも同然です。ほんとうにたくさん間違いをしてきました。恐ろしい…。

人に自分の言葉を伝えることが苦手な私だから

他人の考えを必死に理解し画面に起こすことを、ひたすら繰り返しました。それが印刷され、世間に公開される。自分がいい出来だったとかダメだったと思おうが、その情報を手にした人はそれをさらに解釈して行動するんです。私は、苦手だった何かを人に伝えることが、デザインを通じて出来た気がしたんです。広告が印刷されて公開される度に、私は「苦手」という壁を越えることができていた。ということが、私が未だにこの仕事をしている理由だと思います。

苦手を克服したいという欲求

よく自分の好きなことを仕事にしよう!というフレーズをよく耳にします。
大切なことですが、好きだからずっと楽しいというわけにもいかない。仕事となると必ず嫌な瞬間が訪れます。嫌というのは「苦手」ということです。
苦手を克服したい欲求を持つこと。それは好きの裏返しかも知れません。

だから私はグラフィックデザインが好きだから16年も続いている。

あなたの「嫌いこと」「好きこと」は何ですか?

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