見出し画像

クレイモアをレビュー


一応、原作、アニメ共に全て見た。

 〇ゲーム情報

  • ゲームハード DS(3DSでも遊べる)、バーチャルコンソールは未配信

  • 価格 4980円

  • ジャンル アクション

〇そもそもクレイモアって何?

 このゲームの登場人物を説明する前にある程度、この漫画の説明をしないと分かりにくい。
この漫画の世界では妖魔という、人間の力を超える、人の臓物を食べてしまうという恐ろしい人型のモンスターが所々にいる。人間の言葉を話せる者もいるが、キシャァァァとかの奇声しか出せない、自我の無い者もいると何気に個体差が激しく、飛行型もいる。
人間に化けることもできて、妖気を放つのだが、人間には見えないエネルギーのため、その力の差もあり、人間には討伐はほぼ不可能。
そこで人間は妖魔の肉を入れた、半人半妖のクレイモアという女性戦士と女性戦士と一般人との仲介役の黒服の組織に妖魔を討伐して欲しいと依頼するが、超高額。
クレイモアは白髪の色素のない肌、銀色の目が特徴的で手足や腕がスラリとしていて、華奢な体格に釣り合わない大剣を持っている美しい女性だが、半分妖魔なので、妖気を持ち、妖気を感知できる(感知能力は個人差あり)。身体能力も力も人間離れをしており、超人的な身体能力を持ち、成長はするが、老化はせず、戦闘で命を落とさない限りはほぼ、不老不死。
1週間に1度程度、肉切れ1つ食べれば充分な非常に少食な身体で、体に穴が空こうが、塞ぐこともでき、腕や足を切られてもそのものが残っていれば攻撃型でも繋げることができるし、防御型なら再生も可能、頭や急所を突かれない限りは死なないという治癒力も非常に高い。
どの戦士も一般人よりは強く、超人的な能力だが、戦士にも実力、個人差があり、ナンバーが割り振られていて、最大47で数が若ければ若い程、強い戦士という目安になっている。
感情が少ないが、人としての心は持つ。組織には名前がなく、自分たちのことは「クレイモア」と言わない。一般人が便宜的に「クレイモア」と呼んでいるだけなのである。
何より彼女たちは戦闘中に力を上げたり、体を再生させるときに使う妖力解放は目を金色にさせ、美しい体を妖魔に近づけるリスクとともに戦う。
経験が未熟だったり、見誤ると身も心も妖魔になり、妖魔より遥かに強大な存在、覚醒者となってしまう。当然、戦士時代のナンバーが若ければ若い程強い覚醒者となっていく。
覚醒者は人間の言葉を話す他、殆どの個体が人間時代、戦士時代の記憶を保持している。
彼らを討伐するのもクレイモアの仕事であり、黒服と連絡が取れない、掟に離反したクレイモアがいれば、別のクレイモアに依頼することもあるので、妖魔や覚醒者を討伐することだけがクレイモアの仕事ではない。

〇ゲームの登場人物

  • クレア 原作、アニメ共、このゲームのクレア編の主人公でナンバー47の最弱戦士。妖魔ではなく、自分と旅をした、最強戦士、テレサを宿している、特殊体戦士。おかっぱ頭が特徴的で、戦士で唯一、自ら志願して入隊した。本人はクレイモア特有の冷静で感情が少ないように見えるが、内心は熱い心持っている。当初は特殊体と言っても、妖魔の血が薄いクォーターで特筆する能力もなく、ちょっとだけ妖気感知が得意なだけの下級戦士だったが、覚醒しかけたり、ラキや周りの戦士と触れ合ったり、想いを継いでいく事で力をつけていく。

  • テレサ テレサ編の主人公。パーマ掛かったロングヘアが特徴的。人を食ったような性格で語彙がとても多い。クレイモア史上最強クラスの戦士で当然ナンバー1。上位ナンバーの覚醒者も1人で討伐できる実力の持ち主。人間は勿論、戦士から畏怖されている存在であったが、人間時代のクレアと出会い、人としての心を取り戻していくが、クレアのためにクレイモアの鉄の掟を破ってしまう。

  • ミリア ミリア編の主人公。ストレートなロングヘアが特徴的でナンバー6のベテラン戦士。幻影を放つのと、チームワークが得意で仲間を如何に死なせないか常に考えながら行動している。クレアの最初の覚醒者討伐でリーダーとなり、良い姉貴分として、クレアや仲間たちを導いていく。覚醒しかけて戻ってきたこと、組織の誰もが知らない内情を知ってしまい、自分の体をこんな体にした組織への復讐の機会を伺ってる故に、組織の黒服からは煙たがられており、毎度の如く、自分の実力に見合ってない覚醒者討伐の依頼を課せられる。

  • ルヴル 組織の黒服で、クレアの仲介人でクレアが志願した時に会った。まずこのゲームを始める際のチュートリアル指南役でそれが終わったら、原作アニメ同様にクレアに仕事を依頼する。しかし、組織の人間だが、組織に不利益になる行動をしたり、不可解な行動も見受けられるし、何故か、組織の人間は老化しないのも不気味さを醸し出している。

  • プリシラ クレアの仇敵。掟を破ったテレサを討伐隊の新人戦士。新人だが、実力は人一倍あり、一気にナンバー2に登りつめた期待のルーキーで、上位ナンバー5人のテレサ討伐隊に組み込まれた。しかし、ルーキー故に妖力解放の限界を知らず、どんどん解放させて、誰にも止められなくなってしまい、テレサでさえ止められず、覚醒してしまい、止めようとした、討伐隊メンバーも一瞬で返り討ちにしたが、何故かその際には人間のクレアには目もくれず、行方不明になる。嘘のように聞こえるが、こんな重要人物なのに、ゲーム中には名前しか出ない。

  • ラキ 妖魔討伐でクレアが立ち寄った街の人間の少年。一般人には恐れられている存在であるクレイモアのクレアに親しげに近づいたり、兄が人間化けた妖魔であることから、村から追い出され、孤児になってしまう。行くところがなくなり、料理番としてクレアと旅を共にする。クレアの妖力解放を見誤った時にも、共に行こうとする度胸もある。オフィーリアの戦いの時にオフィーリアに彼が狙われないようにと別離してしまう。

  • ヘレン クレアの最初の覚醒者討伐のメンバー。ナンバー22なので、丁度中間の実力。感情が乏しい、クレイモアにしては珍しく、感情が豊かかつ、表に出やすいムードメーカーだが、仲間思いだが、口が悪く、クレアが最下位だと知ると思い切り馬鹿にしたり、黒服や一般人とのトラブルが多い。腕が伸びるので、他の戦士とは異なる装備している。

  • デネヴ クレアの最初の覚醒者討伐メンバー。ナンバー15で中の上くらいの実力。ヘレンとは同期で親友。何をするにも一緒。冷静沈着で、典型的なクレイモアの性格に近いが、やはり仲間を思う心は人一倍。ヘレンほど直接的では無いが、クレアに剣を向け、下に見ていた。防御型で再生能力が非常に高い。

  •  オフィーリア 覚醒者討伐に執念を燃やす女。ナンバー4で実力も高い。プリシラは家族の仇であり、プリシラ覚醒後にクレイモアになったことからクレアより後に入った戦士と思われ、ミリアに比べるとかなり後輩になる。覚醒者への恨みは歪んでいて、仲間を覚醒させてまで狩ろうという本末転倒な狂気じみた行動もする。覚醒仕掛けたことがあるクレアにも執念深く追いかけたが、イレーネに蹴散らされてしまう。新人故なのか、イレーネから受けた傷でボロボロになり、妖力解放を見誤ってしまう。実力もあり、普段はおっとりしてるが、覚醒者と知ると狂気じみたり、イレーネに斬られて泣いたかと思ったらブチキレたり感情はかなり不安定。

  • イレーネ  テレサ時代のナンバー2。テレサ討伐隊の実質リーダーで周りから高速で斬撃を出す高速剣を得意としている、冷静沈着なベテラン戦士。プリシラとの戦いで死んだと思われていたが、クレアがオフィーリアとの戦いで介入してきて、高速剣でオフィーリアを動けなくするが、死なない程度に痛めつけ、クレアを救い、高速剣を教えるが、クレアの性格上向いておらず、自らの腕を託す。

  • リフル 初代ナンバー1の覚醒者。見た目は幼いがテレサより遥かに昔の戦士なので、相当な年齢だと思われる。言動はかなり達観していて、クレア達が彼氏のダフに勝って見せたら情報を教えると条件を出し、敵なのに律儀に情報を教えてしまう。覚醒体は超巨体で無数の触手がある。ダフに弱いと別れると言ったりするが、ダフは抱きしめても壊れない存在でいなくなると困ると言う発言や原作でプリシラにダフが徹底的に痛めつけられると悲しむなど、ダフへの愛情は本物。当然、彼女の方が実力は上なので、ダフを尻に敷いている。この漫画で唯一の恋愛シーン。

  • ダフ 男時代ナンバー3の覚醒者。リフルの彼氏で心からリフルを愛しており、どんなに形勢が不利でもリフルと共に動いている。彼女から弱いと別れる!というと動揺したり、彼女たちを侮辱する者には容赦がないと彼女への愛情は分かりやすい。ただ、見た目からしてあまり賢くなく、台詞も全て平仮名。硬い外皮が特徴で並大抵の攻撃は弾いてしまうし、何でも力押しのパワーファイター。覚醒者にしては再生はできないことは無いが、治療には兎に角時間がかかる。

  • ガラテア ナンバー3の戦士で妖気探知能力は1番高い。オフィーリアとの戦いから連絡が取れないクレアを組織に連れ戻す、組織からの依頼を受けて、やってきたが、クレアがリフルとダフと交戦しており、ダフを適当に相手して、自分には関係ないと帰ろうとしたが、ダフに退路を塞がれ、巻き込まれる形で交戦することになる

  • ジーン ナンバー9の戦士で当初のダフとリフル討伐隊の戦士のリーダー。ダフとリフルに捕縛されていた所を他の戦士は助けられなかったものの、彼女だけ間一髪で助かる。突きに特化しており、ダフの行動を上手く封じれば硬い外皮も突き破ることが出来る。堅物で義理を大切する人物でクレアに助けられてから行動を共にする。しかし、指揮能力はあまり高くなく、北の戦乱でもチームの戦士を死なせてしまう

  • フローラ 北の戦乱の時のクレアの覚醒者討伐隊のリーダー。ナンバー8で最速の剣、風斬りを使う。このゲームやアニメだとイレーネの存在を知っている。クレアの高速剣と技の性質が似ていることから一騎打ちを申し込む。

  • リガルド ライオン型の男の覚醒者で男時代のナンバー2。人間の姿は黒髪の冷静沈着な男。このゲームには名前しか出てこないがイースレイに忠誠を誓い、強いものしか相手にせず、覚醒者討伐隊のリーダーを倒していく。クレアがひたすらに彼と対峙し、戦い、彼を倒したがクレアは覚醒してしまう・・・

〇ゲームの流れ

マリオのような2Dスクロールアクションゲームでミッションで妖魔(マリオで言うとノコノコやクリボーなど)を倒せ、覚醒者を倒せなどミッションをこなすと会話パートになるを繰り返し、ワンシーンをクリアしていく。
 主人公は下画面で妖力解放しないでおくと弱い。
妖力解放をすると原作通りに力が上がり、回復もする。
特にクレアは原作通り最弱なので、妖魔1つ倒すのも苦労する。
妖力解放していると精神力削れてくるし、下画面の妖力解放メーターを右側にいっぱいにやってしまうと妖力解放しすぎて覚醒して、ゲームオーバーになる。
アクションパートを操作しながら下画面の妖力解放メーターも操作しないといけないので、操作性が悪く、めちゃくちゃ忙しいゲームである。
主人公がクレアだと高速剣が使える。
敵が居ない時は妖力解放はしないで、必要な時だけ妖力解放をするのがベスト。
あとは体力が無くなると場外に落ちるとゲームオーバー。

〇個人的評価

評価はS(最高)→A→B→C→D→E(最低)

  • ストーリー D

  • グラフィック(当時基準) E

  • ゲームバランスや難易度 D

  • 操作性 E

  • 世界観 C

  • BGM E

  • やり込み要素 C

  • 総合評価 D

  • 適正価格 50円(アクションゲームの形として一応、成り立ってるが、紛れもなくキャラゲーのクソゲーである)

ここから先は

3,127字

¥ 300

この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?