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ゲームで発見!たまごっちをレビュー


ずっと本作はゲームボーイで発見たまごっちだと思ってた。

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たまごっち本編のレビュー。参考程度に

○ゲーム情報

  • ゲームハード GB(SGB、GBP、GBC、GBAでも遊べる)、バーチャルコンソール、Switchは未配信

  • 値段 4500円、限定版が11550円

  • ジャンル 育成

○ゲームの登場人物

  • ばんぞー博士 波平頭のオヤジで、孫までいるオーキド博士と違い、未婚でいつもお見合いに失敗している。今回は声優はなしでPS版のクソゲーと同様に育成について教えてくれる。

  •  ミカチュー ばんぞー博士の助手の女子高生。今回は彼女を操作する訳ではなく、あくまで助手としての存在に留まっている。

  • たまごっちたち 8つの卵から産まれるたまごっちで完全にランダム。とんまるっちからたまっちに進化するなど、元祖と新種の垣根を越えて進化する、本編とは異なる、本作独自の進化システムがある。ただし、まめっちやみみっちなどの優秀な子とにはこういう進化は起きず、正統進化を求められるので、中々出会えない。

○ゲームの流れ

 レトロフリークやSGBは問題ないが、やはりゲームボーイだと電池耐久があるので、リアルタイムで育成という訳ではなく、ゲーム内時間でプレイするので、リアル生活には響かなくなった。
本編とは違い、3体までたまごっちが持てる。
設定で早い、普通、遅いを決められる。早いだとリアルの1分がゲーム時間の1時間なので、3体だとひたすら呼びまくられるので、退屈はしないが、世話に追われすぎて死んでたなんてこともあるので注意が必要。初心者は本編同様に1体をじっくり育成することを勧める。
食事や世話などは本編と同じだが、ゲームボーイで容量が増えたのか、食事に肉、野菜が追加され、ゲームも3種類の新ゲーム、躾コマンドに褒める、ヘルスメーターにもおつむ(頭の良さ)、体、他にもコンテストと別れるという新要素が追加されている。あとお菓子を3つ以上与えると病気フラグが立っているし、寿命が近いたまごっちにお菓子を与えると即死するフラグもある。

  • 肉 お腹やご機嫌が大幅に増える。しかし、体重も増えてしまうので要注意。それが好むたまごっちも存在し、好むたまごっちならストレスも増えない。殆どのたまごっちが好む。

  • 野菜 あまり好むたまごっちはおらず、ストレスは増えやすいが、体重は増えない。野菜を好むたまごっちの種も稀に存在する。

  • ご機嫌ゲーム 元祖たまごっちや64にあった、あっちむいてほい。3回以上矢印の方向にたまごっちが向くとご機嫌が上がる。

  • 計算ゲーム 小学校低学年レベルの計算ゲームがあり、Aで正解に誘導してできるが、基本的にたまごっちも考えているので、不正解の方向に行くこともある。松竹梅があり、梅は1+2で3と4がある程度で簡単だが、松になると7+4-8で3、4、5と3つの選択肢があり、大人でも一瞬どれだっけとすぐ答えられないものあるが、プレイヤーはAボタンで誘導するだけなので、幼稚園くらいの子供でも出来るようになっている。3問以上正解すると勝利し、おつむが上がる。 最初のうちは梅しかできないが、おつむが上がると竹、松もできる。

  • 運動ゲーム 落ちてくる野球ボールをたまごっちが合わせるとOK。放置すると、たまごっちが勝手に操作するが、こちらで操作した方が効率的。合わせると拾っているので、拾った数の方が多いと勝利で体が上がる。計算ゲーム同様に最初のうちは梅しかできないが体が上がると竹、松もできるようになる。

  • 褒める 攻略情報によるとコンテストに勝利した、計算や運動ゲームに勝利したらこのコマンドを使うらしい。私は使ったことがなかった。

  • コンテスト ミニゲーム集でおつむや体が強いと優勝する。まめっちやみみっちなどは優勝しやすい。全部門、優勝するとハッピーエンドになる確率が上がる。

  • 別れる お目当てのたまごっちにならなかったなどでお別れすること。PSと違って、ブリードの個体厳選もないため、余程のことがない限り選ばない。卵が0なるとゲームオーバー。

私も最近まで知らなかったが、本作はてんしっち同様のダブルエンド制。

  •  ハッピーエンド コンテスト全部門優勝など優秀なたまごっちを育てるとたまごっち星から迎えが来て帰ってしまうエンドで殿堂入りするエンド。隠したまごっちが見たいなら必ず必要なエンド。1度見てから次を育てるとなりやすいらしい。

  • バットエンド 本編同様に寿命や病死するエンド。特に病死は狙わなくてもできる。しかし、天寿を全うしていると卵を残すので、それで卵を補充できる。これが唯一卵を補充できる唯一の手段。

○個人的評価

評価はS(最高)→A→B→C→D→E(最低)

  • ストーリー なし

  • グラフィック(当時基準)A 

  • 難易度やゲームバランス C

  • 操作性 B

  • 世界観 A

  • BGM A

  • ゲームの面白さ C

  • やり込み要素 B

  • 総合評価 C

  • 適正価格 1000円(真のバットエンドを迎えるなら数分で終わるので、極薄ゲーになるが育てる楽しみはあるので、そこそこボリュームがあるが、クソゲーではないものの、本編が2000円程度かつ、本編の方が個人的に好きなので)

○良い点

  • たまごっちはゲーム時間で動いていて、起動していない時は時間が流れていないので、リアルタイムに響かない。

  • グラフィックもよく、別れる時にロケットで送られる画面、お世話中のたまごっちが食事している場面、治療嫌がる場面などたまごっちが表情豊かで本編の大きなドットでは表現しきれないところを可愛らしくよく出来ている。

  • ゲームを増やしたり、肉や野菜など食事のバリエーションを増やしたり、携帯ゲームより圧倒的に容量が増えたのでできることが増えた。

  • 元祖と新種の垣根を越えてるので、まるっちからはしたまっちなどの進化系統も有り得るため、進化の楽しみも増えた。

  • コンテストで全優勝はキツいが、思い入れが残り、ハッピーエンドも用意されてるため、感動する

  • 平和的な世界観も再現もされている。

  • 操作性も悪くなく、計算問題などはプレイヤーは選択せず、正解を誘導するためにAボタンを押すだけで良く、それに基づいて、たまごっちが考えてくれるので、計算が分からない幼稚園児でもプレイができる。プレイターゲットを幅広く設定してある。

  • 本編なら3台も買わないとたまごっち3体は持てないが、このゲームなら1本でたまごっちが持てる。たまごっち3台なら6000円近くするが、このゲームは4500円なのでそう考えるとコスパはいいかもしれない

  • 時間が早いに設定すれば常にお世話が必要になるので飽きさせない工夫がされている

  • 隠したまごっちを見たいならハッピーエンド後にもう一度育成すれば、隠したまごっちが見れるので、やり込み要素もある。

  • 部屋の模様などもバリエーションが多い

  • BGMもよく出来ていて、世界観に合っている。

  • 全てのたまごっちが就寝するとどれか1匹が起床するまでゲーム時間を飛ばすことが出来る。

‪✕‬悪い点

  • ただ、エンドを見たいだけなら病死エンドを見れば良いので、お菓子を3回与えて病気にして放置すればすぐにエンドが見れるので10分程度で終わるので薄い。たまごっちには気の毒だが。攻略サイトにはこういうフラグが立つとしっかり書かれている

  • ゲーム時間で動くため、早いにするとサクサク育成できるが、リアルの1分が1時間。24分で24時間、つまり1日で、たまごっちは2週間程度が寿命のため、1時間プレイすれば2日半くらい歳をとってしまう。単純計算でどうしても4時間ちょいで寿命を迎えてエンディングとなると、リアルタイム勢からしたらやや薄い感じがする。普通や遅いにすれば、ひたすらたまごっちを眺める退屈なゲームになってしまうので、バランス調整が難しい。

  • たまごっちは物件や家族の都合上、リアルペットを飼えない人が飼える電子ペットのような側面があるため、リアルタイムではなく、ゲーム時間で育成する本作は本編とはかけ離れたものとなってしまった

  • 早いにしてるとトイレ中には他のたまごっちの呼び出しには答えられない

  • ハッピーエンドに行き着く難しさ。まめっちやみみっちと優秀なたまごっちなら確実にハッピーエンドになる確率が高いが、まめっちはずっと元祖の進化系統になり、手を抜かずに念入りに育てること、みみっちはずっと新種の進化系統になり、手を抜かず、念入りに育てることなので進化系統が混ざったとなったらもう無理だし、遭遇しにくいし、他のたまごっちはコンテストに勝ちにくい為、バットエンドが圧倒的と難易度が高い

  • 卵の確保が天寿を全うするのが条件だが、これも中々難しい。

  • ご機嫌ゲームがあっち向いてホイで飽きやすい。新種の数字でドンの方が飽きにくかったので、そちらを選んで欲しかったし、ご機嫌ゲームは欲を言えば、ふたつ欲しかった。

  • お菓子の不遇さで作業的なご機嫌ゲームを延々とする羽目になり、単調になる。お菓子は面倒なゲームをすることなく、気軽にご機嫌が上がるが、3回連続でやると病気になると仕組まれている、寿命が近いたまごっちはお菓子を与えるだけで死ぬ理不尽さからひたすら作業的なゲームをずっとする羽目になる。

  • 早いでベビっちだけ3匹連続となると育成ベルが鳴り止まず、かなり面倒なことになる。1匹や子供やアダルトになって、手間がかからなくなったら2匹目迎えないと地獄を見る 

○総評

リアルタイムでたまごっちをしなくていいというゲームコンセプトは悪くない。
それにファミコン以下の容量の携帯ゲーム機に比べるとゲームボーイは圧倒的な容量なので、たまごっちと遊ぶゲームも計算ゲームや球拾いなどのゲーム用意したり、食事も野菜や肉を用意したり、バリエーションを増やしたのは良い点。
てんしっち同様にダブルエンド制を設けたものの、ハッピーエンドにするのは難易度が高く、殆どがバットエンドになるという難易度調整が甘かったり、リアルタイム勢からしたらリアルタイムでは無いことは不満、ご機嫌ゲームは作業ゲーなことと3匹もベビっちを持つと地獄見ることなどやや作り込みが甘い部分も多いのは事実なゲーム。

○次回予告

ポケモン金・銀をレビューしていく。クリスタルは含まない。


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