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源氏物語から学ぶ恋愛必勝法

源氏物語といえば世界最古の小説であり、恋愛大作です。

男女関係も微細に表現され、千年経っても私たちは何も変わらないことが、光源氏とそれを取り巻く女性たちから伝わってきます。

そこで今日は、光源氏の愛人であるお姫様の一人、末摘花を恋愛の手だれとしてご紹介します。

末摘花とは

光源氏が生涯愛した愛人の一人です。
酷い話ですが全く美人ではなく、夜が明けて姿を見た時、光源氏もびっくりするほど不細工でした。
鼻の先も赤くて「末摘花」と光源氏が名付けたほどです。

しかし、光源氏は生涯に渡りこの末摘花を愛し続けます。

美人じゃないからと干されることなく、生活の面倒もみてくれます。

それは、なぜなのでしょうか。

恋愛必勝法①

彼を無邪気に受け入れる。

末摘花は光源氏に対して無邪気です。

光源氏は愛人が多く、夜毎色んな女性のもとに通っています。

末摘花のもとに通うのを、一年も間隔を空けたこともありました。

しかし、末摘花は光源氏に怒ったりしません。

こんな扱いを受けたら、怒りを露わにする人もいると思いますが、

末摘花は心から嬉しそうに、やってきた光源氏を迎え入れます。

その様子を見て、受け入れられていると無意識に光源氏は感じ取って、安心して末摘花のもとに通うのです。

恋愛必勝法②

彼の繰り返しを信じている。

男性は女性のように一日中、愛しい人を想い続けたりはしません。

男性の愛の示し方は、女性の元に繰り返し帰ってくることであり、繰り返しこそが愛の証です。

末摘花は光源氏の繰り返しを信じています。

その結果、長く付き合い続けることが可能になるのです。

恋愛必勝法③

自己卑下をしない。

末摘花は他のお姫様と違い自分は不細工だからと自己卑下をすることもないです。

女性は自分の年齢や容姿で自己卑下をしたり、他の女性と比較して落ち込んだりしますが、そんな必要は全くないです。

男性は女性のように容姿や年齢で異性を選んだりしません。

何人かと付き合っていても順位をつけたりすることもないです。

誰が誰より上など、つけたくてもつけられません。

それは自分の子種をたくさんばら撒くためであり、女性のようにいちいち自分の好みで精査していないからです。

これは神様が授けたプログラミングです。

恋愛において勝つ要因は、容姿の美しさでも若さでもないです。

そんなこと気にしない。

これが一番です。

ただ、男性は女性の気持ちに引っ張られるので、自分に自信がないとその印象が男性の元に届けられてしまいます。

なので、女性の皆さん、自分を卑下するのではなく、ぜひ自信を持って好きな男性と接してくださいね。

まとめ

源氏物語は千年前の物語ですが、現代にも通じるところがある深い作品です。

たくさんのお姫様が出てきて、色んなタイプがあり、自分に近い人物を見つけると生きるヒントにもなります。

スキャンダラスで何度読んでも味わい深いのでおすすめの作品です。

参考文献

黒川伊保子著作

恋愛脳―男心と女心は、なぜこうもすれ違うのか (新潮文庫)


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