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憎しみを抱き続けたら
人に傷つけられて得た悲しさは、時間がたつといずれ憎しみに変わっていくのかもしれないと、以前のnoteで書きましたが、悲しみから変化した憎しみは、さらに時間が経つとどうなるのかについて、感じたことがあったのでまとめてみました。
私は学生時代にいじめてきた人達や、一番つらかった時期に無言で縁を切ってきた元友達への恨みを今でも忘れられずにいます。
楽しい記憶で上書き出来たらよかったのですが、残念なことに私の脳は、永遠と新しい記憶フォルダを作成して、関連した出来事が起きた時にファイルが突然開かれるようにできているようです。
そうしてどうにか憎しみを緩和させようと、自分を傷つけてきた人達への感情を文字にしようと思い、日記に書き連ねていました。
しかし今はその日記を書くことも減りました。
これは時間とともに憎しみを忘れたから、気持ちが落ち着いたわけではなく、恨む気持ちは変わらずあるのに、過去は変えられないという諦めの気持ちになっているように感じられます。
どうしてこのような気持ちの変化が現れたのか考えてみて、
「憎しみ続けて、心が疲れた」
という答えにいき着きました。
きっぱりと忘れて割り切れたらいいのに、ふとした時に過去の嫌な出来事が思い起こされて、憎しみや後悔、怒りがもやもやと湧き出てしまいます。
こうして、思い出される記憶の中で、憎しみは時間が経っても消えずにずっと反復して残るから、心を疲弊させるのかもしれません。
また、憎しみも怒りも後悔も、感情の動きで起きていると思います。
ずっと走り続けたら疲れてしまうのと一緒で、気持ちも動き続けて疲れてしまったのだと思いました。
憎しみと上手に付き合うためには
・無理に相手を許そうとしなくてもいい。
・憎しみを抱く自分を責めない。
・嫌な思考の循環にはまりそうになったら、思考を中止して、自分が好きなことをする。
ことを意識することが大切なようです。
相手に嫌な目にあわされたら恨む気持ちを抱くのは自然なことで、決していけないことではないそうです。
恨みをきっかけに自己否定をしないことが、自分の心を守るために必要なのだと感じました。
私のようにあまりに憎しみにとらわれ続けてしまうと、疲れてしまうので、みなさんは悲しみが怒りに変わる前に、嫌な思いをしたその時に十分に気持ちを発散させてくださいね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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