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『1億円までの道のりは?』30

複利の効果を検証しよう!

(1億円までの道のりの年数は?)

まずは、どのような条件を設定するかです。
複利の場合、「利回り」が重要になると考えます。
参考までに、S&P500の至近10年間、20年間、30年間の平均利回りを利用してみたいと思います。
全く根拠のない数字ではないので、「当たらずも遠からず」ではないかと判断できます。

S&P500 平均利回り

単純な計算式としたいため、一旦、年平均 12%(月平均 1%)で計算したいと思います。
また、税引き後の数値とするため、税金を20%と設定し減額します。

【パラメーター】
   ①利回り   : 年平均 9.6% (月平均 0.8%)
   ②再投資金額 : 15万円/毎月
   ③年数    : 1年~30年間

   

まずは、1年間の配当金・分配金の集計を算出しました。
【 スタート: 1年目 】
    元金 180万円  複利後金額 188万円(+8万円)

1年間の想定(配当金・分配金15万円/月 年 180万円)

【 中間地点: 10年目】
   元金 1800万円  複利後金額 3000万円(+1200万円)

【 中間地点: 20年目】
   元金 3600万円 複利後金額 10800万円(+7200万円)

投資年数と複利後金額

次に、わかり易くするためにグラフにしてみますね。

グラフ:複利効果

【 結論 】
  1億円までの道のりは、『19~20年間』になります。


20年という長期間に渡る積立期間が必要
です。
しかしながら、元金の3倍近い金額となり、老後2000万円問題は解決できそうです。(老後2000万円問題は、流石に古い話題ですね。笑)

インフレ率を何%で考えるかも重要なファクターであるとも思います。
インフレが進めば、1万円の価値も下がります。
しかしながら、複利効果を利用して、元金を増額させておくインフレ対策は必須ではないかと思っています。

今回の検証は、単純な計算式で実施しています。
全てが単純な計算で、求められるわけではありませんが、複利効果の仕組みを知っておくことも必要なのかなぁと、「おにぎりマン」は、アラカンを前にして、定年が迫ってきてから、考える日々が続いています。

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