Gerbera監修者 理学療法士×作業療法士 対談
皆さんこんにちは、Gerbera広報です。
これまでに理学療法士のすずゆ、作業療法士のはせりょーの記事を投稿しておりましたが、今回は「理学療法」と「作業療法」のそれぞれの領域の点からのふたりの対談をお送りします。
ぜひ最後までご覧ください。
自己紹介
自己紹介として、ぜひこちらの記事をご覧ください。
脳卒中認定理学療法士 鈴木 悠
作業療法士 長谷川 諒
理学療法士と作業療法士の違いについて
すずゆ
簡単に説明すると、理学療法士と作業療法士で違うのはどのような動作・リハビリに強いかという点です。
例えば基本動作と言いますが、寝ている状態で起き上がる、立ったり座ったりといった人間の基本的な動作のリハビリに強みがあるのが理学療法士です。
はせりょー
作業療法士は生活動作や社会参加といったものに対するリハビリに強みがあります。
理学療法士のリハビリ等によって患者さんが歩けるからこそ、その先のトイレに行く・お風呂に入るといった生活動作を作業療法士が支援できます。
例えば職場復帰や社会復帰・社会参加といったものも作業療法士の得意分野です。
すずゆ
出来るだけ患者さんの機能や生活の改善という目標に対して進むのは同じですが、それに対するアプローチが違うという具合でしょうか。
役割がきっぱり分かれているということはなく、それぞれ得意分野が違うというイメージが近いのかなと思います。
Gerberaに理学療法士と作業療法士が関わっていることの意味について、どのように考えていますか?
すずゆ
Gerberaエクササイズについては以前の記事でも触れていますが、脳卒中経験者が行う運動や運動量という観点においては、理学療法士が関わっている意味は大きいと考えています。脳卒中に対する、より深い知識や知見をもって監修ができている、それを考慮したトレーニングが考案できているという自信があります。
SNS機能については「自分が患者さんだったらこう思うのではないか?」といった具合で、実際に病院で患者さんと接している側の意見として述べることができました。私としては仕事柄"患者さんに近い"という意識を持っているので、そういった患者さんの目線・脳卒中経験者の目線や考え方などを反映出来たのではないかと思います。
はせりょー
私も同感です。運動コンテンツという観点においては、たくさんのアプリがありますが、理学療法士・作業療法士が監修した運動コンテンツがあるのは、脳卒中を経験された方には一つの魅力になるのではないでしょうか?
コンテンツを作る際には脳卒中を罹患した患者さんという目線を特に意識しました。
特にインターネットやスマホが発達・普及してからは、特定のリアルな場所に参加するというものだけでなく、SNSの利用も一つの立派な社会復帰の場所という位置づけに変わってきました。
インターネットを通じてコミュニティに参加するというのも立派な社会参加であり、スマホを操作できるというのはそれにつながると考えています。
そのため、GerberaのSNSを利用することは社会参加の一つであると捉えています。スマホの画面を通じてGerberaのSNSに参加するのは、ある意味では社会参加の先端をいっているのではないかなと思うこともあります。
すずゆ
基本動作→生活動作→社会復帰という流れがあるのですが、GerberaなどSNSの参加はリハビリの過程にいれても良いのではないかと思います。
GerberaのSNSはオープンなコミュニティではなく、脳卒中を経験された方に向けた、ややクローズドなコミュニティというところも良さを感じています。脳卒中を経験している・分かっている人しかいないというのがひとつの安心感になっていますよね。
私は理学療法士としての視点ですが、はせりょーは作業療法士としての視点・観点でコンテンツの作成に関わってくれたので、新しい目線でGerberaをつくっていくことが出来たなと感じています。
SNSやアプリといった分野からは少し距離を感じる職業ですが、Gerberaを通じて新しい発見などはありましたか?
左がすずゆ、右がはせりょー
すずゆ
Gerberaの運動コンテンツを使うことによって、リハビリ+αというのを提供出来るというのは利用者にとってプラスになっていると感じることがありました。
色々なコンテンツがありますが、SNS+自主練習というのはあまり見かけません。運動は運動、SNSはSNSといったそれぞれ専門のアプリは多いという印象ですね。
はせりょー
脳卒中は誰がいつ発症してもおかしくない病気であり、ある日目が覚めたら身体の半分が動かなくて、これまでの社会から隔絶されて、何が起きているのかを知ることができるコミュニティが何もなかったという状態の人も多いです。
退院後は病院で教わった支援所に行ってみる・やってみるというフローチャートになっていることも多く、他を知らないからそれ以外が見えない、急にそのような状態になったから言われたことをやるしかないという状態という方も多いのではないかと思います。そこにGerberaが出てきて、そのスキマを埋められるのではないかと感じました。
最後に一言
はせりょー
Gerberaを使うことで、先人の苦労や知恵を吸収出来る、発信出来る、話せる、そういった話が増えてくると嬉しいですね。新しくGerberaに参加される方にとっても役に立つと思います。
すずゆ
ぜひGerberaに入って利用してみて欲しいです。小さいコミュニティだからこそ、心理的にも安心を感じられるのではないかと思います、そういった「安心を感じられる場所」の一助になってほしいです。
Gerberaのことが気になった方はぜひダウンロード・ご利用いただけますと幸いです。
iOSのダウンロードページ
https://apps.apple.com/app/id1550734601
Androidのダウンロードページ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.arblet.gerbera
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?