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【千字書評】辺境都市の育成者

どうも、ハタガミです。

今回は「辺境都市の育成者」を千文字で書評します。
現在このシリーズは第六巻まで発売されており、今回の書評では第一巻のみを対象としています。
サブタイトルは「始まりの雪姫」

それでは、ここから千字で書いていきます。


この物語では魔法が出てくるのですが、基本的に魔法は素質のある属性の魔法しか使えないらしく、主人公である少女レベッカは雷属性の優れた魔法を持つ家系に生まれたにも関わらず、雷の魔法が使えませんでした。

父はそれに失望して、貴族の出身ということもあり政略結婚を強要します。反発したレベッカは家を飛び出して、辺境都市の冒険者となる……というのが始まりです。

冒険者とは何でも屋のことで、ギルドという組織から依頼を斡旋されて仕事を請け負います。ここまではよくある設定ですが、このギルドでは階位というものが設定されており、第二十階位から始まり、第一階位、さらにその上に特階位という地位まで存在します。

レベッカは第八階位まで僅か15歳で上りつめた天才児とギルドでは評されていますが、それは貴族家庭の英才教育によるものが大きく、レベッカ自身は半年以上伸び悩んでいました。

そんな中レベッカはギルドの職員の噂話に付き合わされて、廃教会へと向かいます。その廃教会には、大陸で名だたる最高峰の冒険者を育てた者がいるという噂です。

で、実際にその男が登場します。ハルという青年です。
このハルが育成者であり、レベッカはハルと出会って早々に戦うことになるのですが、ハルに剣術を磨き努力していると褒められます。
さらにハルはレベッカに雷の魔法の才能があることを見抜きますが、レベッカはそれが信じられず、苛立ちながらハルに斬りかかり、剣が折れてしまいます。泣きながら折れた剣で再び斬りかかったとき、微かとはいえ雷を発生させました。
こんな風にハルはレベッカの才能を見抜いているからこそ、それを気付かせるために行動します。レベッカも少しずつそんなハルを信用するようになり、弟子入りします。

この物語は基本的にレベッカの1人称視点で動いていくのですが、少なくともこの第一巻に明確な敵というものはあまり登場しません。
というより、ハルが強すぎるので巻き起こる戦いは全てレベッカを成長させるためのものであり、危なくなったらハルが普通に駆けつけて対処します。

なので、命を掛けた白熱した戦いというのではなく、レベッカの成長物語という感じです。
回収されていない伏線も色々とあるので、この第一巻はあくまで長編の序章として描かれているのかもしれません。

なのであまりこの戦いがベストバウト! というのはありませんが、可愛らしいレベッカのおっかなびっくりな成長を楽しめる作品だと思います。


はい。今回は1009文字ですね。

正直、今回は下手だったと感じています。私自身が、この作品をあまり読み込んでいないのかもしれませんが、どうしても魅力を言語化できていない気がしてなりません。

もしかしたら、記事を大幅に編集して更新するかもしれません。
取り敢えず今回はここまで。

また次の記事でお会いしましょう。

では。

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