火球

先日のニュースには
黄緑色に輝く大きな火球がでていましたね
私はふと新海誠監督の『君の名は』を思い出しました
みなさんはいかがでしたか

我が家には前回お話した中学生と
歳の離れた怪獣が3人います
我が家の子供達はみんな科学館が大好き
体験コーナー・実験・モノづくり
みんな個性が強いからやりたい物が違う
科学館はひとつの場所でそれぞれが楽しめて
我が家にはちょうど良い場所です

といってもまともに
お出掛けできる様になったのは最近の話なのですが
それはまたの機会にお話しするとして…

　プラネタリウム

昔、私がまだ幼かった頃
一度だけ母が科学館のプラネタリウムに
連れて行ってくれた事があります

私はよく寝る子だったので
それまで夜空の星というものを
まともにみた事が無かったんだと思います
あの頃の記憶は曖昧だけど
すごくルンルンだったのと
プラネタリウムから出た時の明暗の差で
眼の奥が痛くなったのを覚えています

この経験があるからか

私は星空を観るのが大好きです
星座や天体、
そんな難しい事は分からない

だけど

真っ暗な中にキラキラと輝く星が

月が明るすぎて星の煌めきが目立たない夜は
月明かりに照らされた雲の流れを目で追うと
雲の切れ目に時々現れる小さな星達が


季節ごとに観える星々が少しずつ変化して
また巡り戻ってくる感じが
とても良いです。

幼少期、夜中に目が覚めると
母はベランダでタバコを吸いながら
夜空を眺めている事がありました
その夜は何十年かに1度の獅子座流星群
次々と輝きを放ちながら消えゆく星をみつけては
母の背中越しに静かに感動した思い出があります

それからかな
母と同じ様にタバコは吸わないけれど
ゴミ出しをする度に
私もよく夜空を眺めます

星を眺めていても
何かが変わる訳じゃないけど

月明かりに照らされながら
ゆっくりと流れ行く雲の様に
今日もまた時の流れるままに1日が終わる
それでいいんだよって
誰かが言ってくれている様で…

　　母は、
　　　あの頃の夜空に何を感じていたのでしょうか

今は私のそばには居ないけれど
地球のどこかで私と同じ夜空を
眺めているのかな

　ねえ、　

　　　お母さんは観た？

　　　　　　　『火球』

　　　　　　　　　　　私からは見えなかったな…

　つたない文章を最後までお付き合いいただき
　　　　　　　　　　　　　　　ありがとうございました。