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夏の暑さに負けない!水分摂取と筋肉の重要性

暑い…。始まったばかりの夏に既にうんざりしている。熱中症防止のために必要なこととして、水分摂取と適度な塩分が言われています。ですが、それだけでなく筋肉の健康が重要なのは知っていますか?正しい水分摂取と筋肉の保持は、熱中症予防や健康維持に大きな影響を与えます。適切な水分摂取と筋肉のケアで、元気で健康的な夏を過ごしましょう!



夏の水分摂取の重要性

夏の暑い季節では、適切な水分摂取が必要です。暑い日には汗をかくことが多く、体温を下げるために水分が必要です。一日に約2リットルの水分摂取が推奨されています。だからといって、一度に飲めば良いと言うものではなく、1時間毎に200mlを摂ることが推奨されています。高齢者の場合、喉の乾きを感じづらく、また水分摂取を極力しないようにすることがみられるため、こまめな声掛けが必要です。


筋肉の熱調節への役割

筋肉も熱中症予防において重要な役割を果たします。

教えて!「かくれ脱水」委員会の、プレスリリースによると、
実は筋肉組織は身体の水分貯蔵庫でもあり、全身の水分のうち筋肉組織に実に 43.4%の水分を貯蔵しています。
筋肉組織の 76%は水分である一方で、脂肪組織では 15%であり、いかに筋肉組織が水分の貯蔵
庫になっているかが分かります。
筋肉組織と脱水には密接な関係があります。脱水状態になると、血管内の水分は減少し、それを補うため、細胞内から水分が血管内に移動するよう促します。しかし筋肉量が減っているということは、全身の水分の予備備蓄量が低下していることになるので、脱水症への進行が早まり、重篤化につながるおそれもあります。
筋肉が痩せてしまうと、水分貯蔵量が少なくなるだけでなく、静脈を通じて心臓に戻る血液の勢い(筋ポンプ作用)が弱くなり、特に脚のむくみの原因になり、末梢の循環機能の低下を招きます。その結果、冷却(放熱)の効率が低下して、熱中症リスクを上げてしまいます。脚がむくみやすい人は、脱水症・熱中症になるリスクが上昇している状態と考えられます。

汗として出ていく水分を補給することはとても大切ですが、それだけでなく、いかに水分をとどめておけるようにするか、血液循環を滞りなく行い、熱籠りをしないかと言う視点も必要なのかもしれません。


まとめ:

夏の暑さに負けないためには、水分摂取と筋肉の健康が重要です。適切な水分摂取で体温調節をし、筋肉の熱調節をサポートしましょう。また定期的な運動を行い、筋肉を刺激することで身体に多くの水分量を貯めておけるように心掛けてみても良いかもしれません。
最後に、バランスの取れた食事、十分な休息も忘れずに行いましょう。このようなケアによって、元気で健康的な夏を過ごすことができます。

水分摂取と筋肉の重要性を理解し、熱中症予防に取り組むことで、安全で健康的な夏を過ごしましょう!

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