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37.0°Cの熱で会社休む系の人

 欧米では、Man Fluという言葉がある。  そのまま訳すと男性の風邪、という意味だが、男の人が風邪になると熱やだるさの症状を大げさに訴えがち(*)なことを揶揄したものだ。 (*欧米では男性にそういう傾向があると思われている”だけ”で、根拠などはない模様。大げさに弱ってみせる人というのは性差関係なくいると思うので、いろいろとツッコミたいところではあるけれど。)    私の勤めている会社では、37.0°Cの熱を出すと会社を休む男性社員がいる。長い時には一週間も同じくらいの

    • あげまんになりたい

       わたしの彼は、びっくりするくらい仕事への意欲が低い。  いや、低いどころではない。けっこうやばい。  コロナが流行り出してからというもの、やる気のなさに拍車がかかり、在宅なのをいいことにしれっと早上がりするわ、仕事中に居眠りするわ、出社してもトイレで居眠りしてるわ、金曜は午後から酒飲むわ、よくクビにならないものである。  転職してから落ち込むことが増えたのは気づいていたから、無理に励まさないようには気をつけていた。優秀な人が多い職場のようで、きっと周りと比べてしまうの

      • 依存する親と健全に向き合うには

         親子の会話って、普通はどんな感じだろう。  私の場合は、数日おきに『死にたい』『寂しい』『つらい』とメッセージが送られてくる。ラインというのはトークを長押しすれば既読にせず届いたメッセージを読める。だからどんな内容かを薄目で見るだけで基本は返信しないようにしている。  ひどい対応と思われるだろうか。  でも正直、身内から『死にたい』とメッセージが届き続けるのはしんどい。かなり。このじわじわと心が重くなっていく辛さは、経験したことがある人しかわからないかもしれない。

        • 子どもは産んでいいし、産まなくていい。それくらいでいいと思う。

           予行演習ができないまま本番を迎えなきゃいけないのって、酷すぎないか。  何が言いたいかって、いきなり子育ては怖い、ということだ。  私は子供が欲しいかわからない。大学生とか大人に片足突っ込み始めた若い女ではない。ちゃんとアラサー。しっかりアラサー。そして婚約者もいる。でも子育てにはいまだに積極的になれない。  いつか後悔するだろうな、子供を産まなかったら。そんなことを呑気に考えつつ、きっと”閉経”の二文字がチラついた頃合いで死ぬほど焦り、結局覚悟もないまま「えいや!」

        37.0°Cの熱で会社休む系の人

          同意していない、を論理的に考えたい

           論理的に考えたい、と言いつつ論理的な頭脳は持っていない。  そんなわけだが、本日論理学についての本を読み、さっぱりわからないままアカデミックな雰囲気に影響だけ受け、こうして考えてみたくなってしまった。実に浅はかである。  同意したしていないのトラブルがどういう時に起こるかというと、 ・片方が嘘をついている ・片方が勘違いをしている  ということかと思う。勘違いするケースは個人のコミュニケーション能力とか相手への共感力の問題なので、こういう相手とトラブルになってしまっ

          同意していない、を論理的に考えたい

          派遣社員のジレンマ

            頑張るほど報われないんだ、そう気づかされた今日の出来事。   「単価が高すぎるんだよ。だからもうあの派遣さんは雇えないね」  長い間業務をサポートしてくれていた一人の派遣さんが、もしかしたらいなくなるかもしれない。理由は、彼女がベテランだから。彼女一人の単価で他の派遣さんが二人は雇えてしまうらしい。  そりゃあそうか、とは思った。一応。うちの会社だって収益が厳しいから、贅沢できるお金なんてない。カットできるコストは積極的に削りに行くのが当たり前である。  仕方ない

          派遣社員のジレンマ

          人に優しくできない時は、心のどこかで不公平さを感じているのだ

           誰にでも優しくありたい。誰かを追い詰めたくないし、人に厳しくしたくない。だって性格キツいって思われるの嫌だし。日々健やかな心で生きていたい。  そう思っているのに、心が納得しない状況がある。  私の同僚は少し厄介で、無自覚に人を怒らせるような話し方をする。「そんなこともわからないなんてどうかしてるよ」「ちゃんと頭で考えた上での意見?」とか平気で言ってくる。本人は悪気はないと言っているし、そうだろうなと思う時もあれば、どうしても悪意を感じてしまう時もある。  波風立てた

          人に優しくできない時は、心のどこかで不公平さを感じているのだ

          映画『哀れなるものたち』は、一人の少女が世界を冒険して大人の女性に成長するお話

           知人が絶賛していたものだから、どんな作品かと気になって一人映画に行ってきた。(※ネタバレあり)  仕事を急いで切り上げ、徒歩数分の映画館へ向かう。レイトショーだし、ポピュラーな作品にはなりにくそうな雰囲気を勝手に感じていたので、意外に人が入っていることにまずびっくりした。  上映が始まると、映像の美しさに心と視線が自然と引き込まれていく。  あらすじを調べずにきたから、何が始まるんだともう好奇心ワクワク。  けれど物語の序盤で何度か、気まずさでスクリーンから目をそら

          映画『哀れなるものたち』は、一人の少女が世界を冒険して大人の女性に成長するお話

          先生と、その作品を愛するファンに配慮したコメントが必要だった

           高校生のころ、『Piece』というマンガに出会った。それからそのマンガは人生で大切な作品のひとつになった。  最近になって、木南晴夏さんに興味をもち、木南さんが主演をされている『セクシー田中さん』というドラマを知る。  視聴者からの評判がよいと聞いて原作を調べたら、芦原さんのお名前が。ますます気になって、絶対に観てみようと心の中で思っていた。そんな矢先。スマホをつけると例の騒動の記事が目に入る。最初は芦原さんのブログのリンクが貼ってあって、ドラマの9話10話の脚本を執筆

          先生と、その作品を愛するファンに配慮したコメントが必要だった