子どもは産んでいいし、産まなくていい。それくらいでいいと思う。
予行演習ができないまま本番を迎えなきゃいけないのって、酷すぎないか。
何が言いたいかって、いきなり子育ては怖い、ということだ。
私は子供が欲しいかわからない。大学生とか大人に片足突っ込み始めた若い女ではない。ちゃんとアラサー。しっかりアラサー。そして婚約者もいる。でも子育てにはいまだに積極的になれない。
いつか後悔するだろうな、子供を産まなかったら。そんなことを呑気に考えつつ、きっと”閉経”の二文字がチラついた頃合いで死ぬほど焦り、結局覚悟もないまま「えいや!」で出産しそうな気がする。
人生最大の選択なのに。
子どもを作ること、子育てをして、子どもがいる人生を生きていくこと。
自分の人生がどんなふうに変わるのだろう。子育ての苦労ばかり耳にする中、そのストレスはどれくらい過酷なのか。そんな辛さに、自分は何十年も耐えられるのか?
一度産んだらもう、後戻りできないのに?
私は両親を頼れない環境にいるので、もし子供ができたら彼と私で全てやっていくことになる。
ちなみに私と彼はどちらも極度のマイペース人間。結婚しても同居は嫌。一人の時間が絶対欲しい。そんなことを平然と言って、一度も同棲せぬまま婚約までしてしまった。
卵子凍結でもしておこうか。ベビーシッターを雇えるくらい金銭的に余裕ができたら。
私みたいな何事にもいい加減で適当でズボラな人間は、子育てに向いていない。「子供作ってみたいな」なんて気軽な気持ちで産んだら絶対後悔する。それだけはわかる。
だから万が一私がうまくやれなくても問題ないように、誰か頼る人、そのためのお金がないと産む覚悟なんて決まらない。
でも今のままじゃあ、一生働いてもそんなお金が貯まる気もない。人生詰んでいる。
だけど、もし産まなかったとしても自分を責めたくない。産まなかったとしても、産めなかったとしても、自分の人生を生きよう。幸せを目指そう。自分だけの形で。
そう思って生きている。
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