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「株が大きく上昇し、為替は大きく円高に切り返した」/今後流れは変わるか?株価、為替は?仮想通貨は?

今日11/11は、昨日の米CPI(消費者物価指数)が前年同月比7.7%と予想の7.9%を下回ったことでニューヨーク株は大きく反発し、日経も800円以上の上昇相場を演じた。
また、次回12月のFOMCが0.50%になる可能性が大きくなったことで、金利も下げ、為替は大きく円高に戻して、現在は140円を切って昨日から7円以上の急激な円高に振れている。

これにより、今後の相場の流れが変わるだろうか?

豊島氏のコラムは?

本日は、豊島逸夫さんもコラムを更新している。

この中で、昨日のCPIの結果を受けた、FRB関係者3人の言を引いているが、いずれも前回のパウエル議長の発言通り、CPIが1回落ち着いた数字が出ようと、インフレについてはしっかりと押さえるよう利上げを継続し、さらに高いレベルの利率へもっていかなくてはならないとの趣旨が貫かれていると言っている。

そして、株については、いままでで溜まった売りポジションを買い戻す部分が多く、ボラティリティーが高まっていたと言い、現段階でリスクオンする投資家は多くなく、手持ち資金を保持しているものも多いとのことである。

さらに、為替については、「これまで蓄積された円売りポジションの大き」いと言っている。
(まあ、このあたりは、日銀の介入への意識も働いているものと思われる。)

そして最後に、株価の戻しが大きすぎると、FRBの利上げ余地を残す形となることから、投資家は気を付けた方が良いと結んでいる。

今回の豊島氏の言は、珍しく私もいずれの認識もぴったりと一致している。
いくら株価が上がっても、いくら為替が急激に戻ったとしても、現在の認識はほとんど変わっていないと思う。
来週以降は、また、元に戻ろうとするのではないか、と予想する。


さらに、

本日11/11のニュースで仮想通貨暴落に関連した話が芋づる式に出ていた。

FTXについての記事だが、レバレッジを効かせて運用していたことで、破綻に近い状況になっているようで、暴落している。
仮想通貨全体で、資金の25-30%にも達する30兆円が暴落により消えたということだ。
米国金融当局が規制に乗り出すということで、そうであれば他の仮想通貨もやれれる可能性が有ると思う。そういう意味でも仮想通貨は一旦、シュリンクするところまでシュリンクするだろう。

私も以前から、国際金融の主流スジから忌避されるような感じのある仮想通貨は、この金融緩和の逆流で暴落を続けるだろうと言ってきたが、その通りになっている。

この先だが、ニュースから感じられるのは、
国際金融の主流である米国金融当局の規制が徹底的に施されて、その中で位置付け直されるという道を歩む可能性が有るのではないかということだ。

さて、これからの仮想通貨の処分をよく見ていかなくてはならない。



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