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「映画大好きポンポさん」感想

昨夜、「映画大好きポンポさん」をU-NEXTで観たのでその感想をぐだぐだ書いていこうと思う。
拙い言葉が多いだろうが、note初心者ということで許してほしい。

あらかじめ言っておくが、私はあらすじが必要ない派の人間なので、あらすじを書かずに早速感想を書いていく。

映画を観ていない人には易しくないかもしれないがそれでいいだろう。
これは自己満記事なので…

もしよければ「映画大好きポンポさん」観てきてください。
U-NEXTやらなんやらで観られると思いますので…
観て損はないと思います、

感想

「映画大好きポンポさん」、まあ面白いですね。
上映していたころに少し騒がれていた作品ではあるので、案の上という感じではありますが…

映画自体について

ストーリーは主人公成長モノだったが、映画を撮るアニメ映画は今までに見たことがなく、新鮮だった。
伏線とかがあまりなく、わかりやすいのも好印象だった。
(誰にでもお勧めできる!トップガンマーヴェリックみたいな感じ!)
演出も派手で楽しいし、作画もメリハリが効いていて良かったと思う。
個人的には大満足な映画だった。

まあいくつか気になる点はあったのだが…
まず個人的に観ていて気になったのは"ナタリー"役の声優さんだ。
他の声優に比べ、明らかに浮いている気がした。私は別に声優に詳しくないので、上手いとか下手とかはわからない。
しかし、ただ浮いているということだけは間違いなかった。

"ナタリー"というキャラクター自体が新人女優のキャラクターであったため、逆にありなのだろうか?

是非、声優有識者に話を聞いてみたい。

また、ナタリーについての掘り下げにはなるのだが、このキャラが少しかわいそうに感じた。

ナタリーはポンポさんにオーディションで目をつけられ、ポンポさんは彼女と主人公のために脚本をあてがきをする。
脚本の映画は登場人物がほぼ2人の映画であり、もう1人の出演者は10年ぶりに映画に出演する超有名俳優。
そして脚本はポンポさんで、監督は主人公である。

結果として、この映画で上記の登場人物全員、そして映画作品自体がニャカデミー賞を受賞することになる。

新人監督である主人公がこの映画の力でニャカデミー賞を受賞するのも、少し怪しいが、彼は自分自身で様々なことに気づき成長しアカデミー賞を受賞することができたので百歩譲ってOKとする。

しかしここでナタリーもアカデミー賞を受賞してしまうというのがかなりまずい気がする。
この映画を観た限りだと、彼女は大した成長をしていなく、ただ単に自分にあった役を押し付けられただけの新人女優。
要するに彼女がニャカデミー賞を受賞できたのは他のキャラクターのおかげでしかないのだ。(原作ならもっと彼女への掘り下げもあるのかも)

彼女がニャカデミー賞受賞で調子に乗っていなければ良いのだが、もし天狗になっていたなら彼女は今から堕ちていく一方だろう。とか無駄な想像をさせられてしまった。
ご都合展開は仕方ないが、さすがに感が否めないラストだと思った。

ポンポさんの映画哲学について

ここからは少し個人的な話になる。
この映画にはポンポさんの映画哲学がいくつか登場するのだが、2時間越えの映画は現代の娯楽として重いというものにしか共感できなかった。
あとの哲学は全て暴論のように感じてしまったのは私が未熟だからだろう。
この映画のタイトル的にポンポさんの映画哲学を楽しむ映画だと思っていたが、私の邪推だったようだ。

この映画はポンポさんの映画観を楽しむ映画ではなく、主人公と周りのキャラクターの成長過程、そして派手な演出を楽しむ映画だった(これはこれであり)。

終わりに

批判的な文章の方が多くなってしまったが、最初に書いた通り私はこの映画がかなり好きだ。
勇気をもらえるしストーリーも演出も好きなので、たぶんまたいつか観ることになるとだろう。
文句を長々と書けてしまうのは、私がこの映画を集中して観ていたから。

一度見たら引き込まれるので時間があるときにゆっくり見てほしい映画だ。

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