見出し画像

27 スキンシップとコミュニケーションをなくした赤ちゃんは、どんな言葉を話すのか?

こんばんは。

今日は、「スキンシップをなくした赤ちゃんは、どんな言葉を話すのか?」のテーマで書きます。

先日、Voicyで「フリードリッヒ2世」の実験についての話を聞き、その内容が衝撃的でした。
気になったので、インターネット検索すると、たくさんの記事が書かれていました。

内容を簡単に紹介します。
今からおよそ800年前、ローマ皇帝だったフリードリッヒ2世はこんな疑問を持ちました。
「言葉を一切教わらなかった赤ちゃんは、どんな言葉を話すようになるのか?」
実は、彼は6か国語を話せました。生まれてくる赤ちゃんは、先天的に言葉を持って誕生すると考えていたのです。それは、母国語であるヘブライ語だと信じており、それを証明するために、以下の実験を行いました。

その実験とは…
部下に50人の生まれたばかりの赤ちゃんを集めさせ、部屋に隔離しました。そしてお世話する人たちには、下記の条件で実験を行うように指示しました。

スキンシップ・コミュニケーションの禁止
 ・赤ちゃんの目を見てはいけない
 ・赤ちゃんに笑いかけてはいけない
 ・赤ちゃんに話しかけてはいけない

生きるために最低限の世話は行う
 ・おむつ替え
 ・ミルク
 ・お風呂のお世話

この実験の結果は、みなさんどうなったと思いますか?

私は、この結果を聞いて衝撃を受けました。

結果は、全員亡くなってしまったそうです…

この実験から、スキンシップやコミュニケーションがなければ、人は生きてはいけないというものです。
コミュニケーションを通して、赤ちゃんも心の通じ合いあ愛情を感じ、満たされていきます。
実験では、目隠しをする徹底ぶりだったとか。スキンシップを禁止することで、成長ホルモンが分泌されなかったと言われています。

これは、赤ちゃんだけでなく、子どもたちにも当てはまるのではないでしょうか?

適切なコミュニケーションとスキンシップを通して、心を通い合わせ、愛情を感じ、満たされながら健やかに成長していきます。
困難をしなやかに乗り越え回復する力(レジリエンス)はコミュニケーションとスキンシップを通して培われていくのではないでしょうか。
愛情を感じず、常に満たされていない状態では、少しの失敗で立ち直れず、レジリエンスは高まりません。
自己否定、自己肯定感の低下を招き、二次障害を引き起こしてしまいます。

特に特別支援教育に携わるものとしては、肝に銘じておこうと思っている所です。

今回は、以上になります。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?