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68 自立活動は笑顔で充実できる楽しい授業だ!

先日は私のクラスで公園へクリーンプロジェクトへ行きました。
今日は、特別支援学級6クラス合同で、
パン屋さんへ買い物体験学習へ行きました。

2日連続で私はお疲れモードなのですが、
子ども達は大はしゃぎ!
とても嬉しそうな表情を浮かべながら登校してきました。

行程は、至ってシンプル

①パン屋さんへ徒歩で移動
②パンの購入体験
③公園まで移動
④パンを食べた後、自由時間
⑤学校まで徒歩で移動

以上です。
2学期に同じ行程で買い物体験学習を行なっています。
今日は6年生の卒業も兼ねていますので、
基本楽しく活動できることが目的でした。

結果、楽しく充実した体験学習でした!

「来年は、月1回行ってもいいかもね」
「パン屋さんへ買いに行くだけでなく、
おにぎり持ってきて食べながら公園で遊んでもいいかも」
など来年度の計画について話題になるなど、
良い活動となりました。

ただし、自立活動として行くのなら、
「楽しい」だけで終わってはなりません。
今回の活動のみだけではただの遠足です。
自立活動としての学びにつながったかの視点で振り返り、
次に生かすことが大切です。

自立活動としては

パン屋さんでの活動を想定したコミュニケーション
移動での活動を想定した心理的安定、人間関係の形成
公園での活動を想定した コミュニケーション・人間関係の形成

上記の活動をより効果的にするために、
事前・事後指導は必須です。
【事前指導】
・パン屋さんでの会話の練習
・お金の計算
【事後指導】
・パン屋さんに感謝の手紙を書く
・家族への手紙を書く
・実際にパンを作ってみる
などでしょうか。

このように、自立活動として行く以上は、
事前、事後指導を含めて自立活動の目標である
個々の児童生徒の障害による学習上又は生活上の困難を
主体的に改善・ 克服すること
が達成できたかどうかを振り返ることが大切です。

正直な所、事前指導で、
パン屋さんの200円をどう使うかについては話し合い、
ワークシートに書かせましたが、
コミュニケーションや心理的安定、人間関係の形成までの
指導内容まで盛り込んだ事前指導はできていなかったと反省しています。
事後指導で、指導内容と児童の実態を照らし合わせ、
効果的な活動を仕組んでいきたいと思います。

自立活動について振り返るうちに、
「クリーンプロジェクトを特別支援学級6クラスで行ってもいいな〜」
なんて気持ちも湧いてきました。

「ゴミを拾うって楽しい!」

ゴミ拾いが目的となるだけで、まるでゴミが宝物のようになります。
競うようにゴミを拾い合い、楽しく、充実した気持ちになるって
素敵じゃないですか?
さらには、地元愛も育まれていきます。
「きれいな公園でいてほしい」
「道端にゴミを捨てたらダメだよね」
そんな声も子ども達から自然と発せられるって嬉しいです。

自立活動は教科書がなく、教師がイチからつくりあげなければ
なりません。大変な分、楽しいんです!
だから、私は自立活動はスキです。
だって自分の思うようにできるし、
何より子どもたちが楽しそうで、成長が実感できるから。
今後も、自立活動が充実し、
個々の児童生徒の障害による学習上又は生活上の困難を
主体的に改善・ 克服すること
が達成できたかの視点を持って計画、実践していきたい
と思います。

今回の記事は以上になります。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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