Nothing about us, Without us! 私たちのことを私たち抜きで決めないで!

2006年、国際連合で採択された人権条約である
「障害者の権利に関する条約」
の合言葉をご存じでしょうか?

Nothing about us, Without us!
私たちのことを私たち抜きで決めないで!

この言葉を合言葉に、
障害のある人もない人も共に学ぶ
インクルーシブ教育の考えを定めました。

現在も、インクルーシブ教育システムの構築の重要性を
「R3.1 新しい時代の特別支援教育の在り方に関する有識者会議」
で記されており、現在の特別支援教育の
スタンダードな考え方となっています。

その基になる考え方が、タイトルにもある
「私たちのことを私たち抜きで決めないで!」
となるのです。

確かに、学校でも
教師が決めた学校のルールや決まりを
守るように指導することがあります。
大人が一方的に決めた約束事を
すんなり受け入れることができず、
反発する子どもが一定数いることは確かです。

だからこそ、クラスの学級会で
「みんなが笑顔で楽しく安全に過ごせるように、クラスのルールを作ろう」と議題を設け、話し合い、主体的に約束事を決める取組をすることがあります。
学校全体でも、代表委員会で
「学校がよりよくなるための学校の過ごし方を考えよう」
と議題を設け、各学年で意見を持ち寄り、
話し合って決める事もあります。

どうしても、
「やらされる」ことに反感を覚えたり、
「何でやらなくちゃいけないんだ!」
と目的や意味が十分理解できずに
嫌悪感を持ったりすることは往々にしてあります。

インクルーシブ教育システムの構築の観点から考えるならば、
通常級の子供も特支学級の子供も
全員が過ごしやすい学校を目指すことが求められるのです。
そして、そのアイデアは教師だけでは絶対に出すことができません。

学校で毎日生活している子供たちだからこそ、
考え出すことができるアイデアがあるはずです。
それを出させ、まとめ、実行に移すことができる
コーディネート力、マネジメント力
が現在の学校や教師には求められてます。

Nothing about us, Without us! 

ぜひ、教師と子供が手を取り合い、
協力・連携してより良い学校にできるようにすることが、
現代の教師の腕の見せ所だなとひしひしと感じる今日この頃です!

今日の記事は以上になります。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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