Bunko

初の女子総合職とか言われて以来数十年、定年を目前にして「企業管理職はSnowmanから…

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初の女子総合職とか言われて以来数十年、定年を目前にして「企業管理職はSnowmanから学ぶことがたくさんある!」というヘンな理由からいきなり彼らにはまってしまいました。このあたり多めに日々思うことをあれこれつぶやきます。

最近の記事

「Autonomy」と「Agile」とSnowman

早速ですが、みなさんこの2つの英単語をご存じですか? どちらも、外資系企業において行動理念としてよく出てくるキーワードですが、どんぴしゃの日本語がありません。 おそらく日本人のマインドに、そもそもこの概念があまりないのではないでしょうか。 実際、40 年の会社人生の多くを外資系企業で過ごしてきた経験をふまえても、外国人に比べて日本人はこの2つ、あまり得意じゃないような気がしています。 Autonomyは、直訳としては「自立」「独立」です。 が、組織の行動理念として使う

    • 推し活の思い出 (Snowman目黒くんの発言で思い出したこと)

      少し前のできごとですが、Snowmanの目黒くんが、某TVの対談番組で、 「僕のファンのみんなは、僕だけの人生にならないでほしい。あとから振り返ったときに、あのとき目黒くんを推していて楽しかったなあ、と、いい思い出にしてもらえるといいと思っている」 みたいなことを言ったらしいですね。 私はこの番組を見ていないので、正確な発言を知らないのですが、その後、しばらくの間SNSで、 「ファンにさんざんお金つかわせておいてあんなこと言うな」とか、 「ショックで寝込んだけどやっ

      • 10/18「ミュージックステーション」のSnowmanのパフォーマンスがArtだった

        いや~ 彼らの「Empire」、すごかったですね! 語弊がありますが3分ちょっとのパフォーマンスを観て、わたし、どっと疲れました。そしてこんなすごいものをタダで観ていいのだろうか、と思いました。 当日の興奮を数日寝かせてみましたが、感動の記憶が薄れないどころか定着していくばかりなので、これは文字として残しておくか、というのが今回の趣旨です。 唐突ですが、彼らのパフォーマンスをみて私の脳裏に浮かんだのは、 「滅びる国を守るために、命かけて戦う戦士の美学の物語」でした。

        • Snowmanにみる「個の活動による組織強化」のポイント

          もちろんほめ言葉なんですけど、知れば知るほど特異、というか、稀有なグループですよね、Snowmanって。 稀有なところはたくさんありますが、今回は、個人の活動が直接スキルとしてグループに還元されている、というところについて、少し考察してみたいと思います。 筋トレスペシャリスト。 パリコレファッションモデル。 上智大学理工学部情報学領域大学院。 突然ですが、この3つのQualification、お互いにまったく相関ないですよね? なんなら住んでる世界も違いますよね? た

        「Autonomy」と「Agile」とSnowman

        • 推し活の思い出 (Snowman目黒くんの発言で思い出したこと)

        • 10/18「ミュージックステーション」のSnowmanのパフォーマンスがArtだった

        • Snowmanにみる「個の活動による組織強化」のポイント

          Snowmanに学ぶ「透明性の開示」

          彼らにはまって以来、常々(とはいっても3か月)、Snowmanとファンの関係性は、成長中の企業と株主の理想形だと思ってみています。 うまくいっている成長中の企業って、ざっくりこのような好循環サイクルで回っていると思うのですが、これがまるっと今のSnowmanにあてはまるのでは、と。 ステップ1.その企業が好きだから投資する ステップ2.企業は、そのお金を使ってさらなる投資をする ステップ3.企業が、さらなる投資をして得られた成果を、わかりやすい形で(製品やサービスやプ

          Snowmanに学ぶ「透明性の開示」

          Snowmanに学ぶリーダーシップ②

          以前に、「強いリーダーこそ隙をみせることがスキルとして大事」ということを書きました。 ここは、長年管理職として仕事をしてきた中で、私自身が苦手分野だということもあり、個人的にこだわってきた+苦労してきたところなので、今回、少し掘り下げてみたいと思います。 私が若いころ、漠然と思い描いていたリーダー像は、 ・論理的に方向性や、やるべきことを整理して、 ・メンバーに理路整然と説明して、 ・私についてきて!とぐいぐいひっぱる。 というものでした。 そんな私が、約40年にわ

          Snowmanに学ぶリーダーシップ②

          還暦のおばさんは、この順番でSnowman9人にはまりました

          前にも書いた通り、Snowmanにはまったのは7月初め。 わずか2か月の間に、ものの見事にすっぽり雪の穴にはまり、今はいわゆる「箱推し」っていうんですか?メンバー全員が大好きです。 でも思い起こせば、私の場合、最初から9人まとめて好きになったのではなく、ひとりずつ順番に好きが増えていって、結果、「箱推し」状態になったんですよねえ。 これって普通のパターンなのかわかりませんが、我ながらその経過がおもしろかったのと、日々はまり具合が進行していってるので、「記憶が鮮明な今のうち

          還暦のおばさんは、この順番でSnowman9人にはまりました

          体幹至上主義

          ピラティスという名のリハビリを始めて3年半になります。 いや、先生の名誉のために言っとくと、ちゃんとしたピラティスのプライベートレッスンですよ。 単に私のカラダがいけてないがために、たまたまレッスンの内容が、 「座ったままちっちゃく首を上げたり下げたり」 「寝たまま股関節を静かに開いたり閉じたり」 「その場で背伸びしたり足踏みしたり」 だというだけで。 そんでもって、 「これ、はたからみたら老人ホームのリハビリだよねー」と、やりながら自分で思ってる、というだけで。

          体幹至上主義

          上に立ったときにふつうでありつづけることの難しさ+Snowman

          私がSnowmanのファンになったのが7月初旬。 この2か月ちょいの間、各メンバーは、TVや映画で主演したり新曲出したりバラエティ番組に出まくったりと、そりゃもう大変な活躍ぶりでした。 さらに8月下旬に、Allバルセロナロケのど派手MVを発表し、しかもタイトルが「Empire」と来た日にゃあ、にわかファンの私ですら、「こりゃ本気でもっと上を狙ってきてるな」と思わざるをえない今日この頃です。 というタイミングなので、今回は「上に立ったときにふつうでありつづけることの難しさ」

          上に立ったときにふつうでありつづけることの難しさ+Snowman

          9月13日放送「それスノ」から学んだ心理的安全性作りのヒント

          今回は、9 月13日に放送された「それSnowmanにやらせてください」という番組がテーマです。 こちら、有名人とSnowmanのダンス対決で、3分で他人の曲の振付けを覚え、対決方式で踊って審査員がOKかNGかを審査する、という内容です。 この回は、ENHYPEN(エンハイフン)という韓国の人気グループのひとたちが出演していました。 彼らにとっては、いきなり日本のバラエティ番組で、なじみのない日本の曲を3分で覚え、いきなりみんなの前に出て踊って審査される、というなかなかな

          9月13日放送「それスノ」から学んだ心理的安全性作りのヒント

          Snowman舘さまから学ぶ「中間管理職が組織を支える」件

          40年あまりの会社キャリアの多くを管理職として過ごしてきて、つくづく実感しているのは、「よい組織は中間管理職でもっている」ということです。 多くの企業においてこの層は、「実務とマネジメントの両方をこなす」というRoleかと思います。 経験と知識を積んできているので、現場での裁量をある程度任されて決断する・できる立場でもあり、マネジメントの面では比較的少人数で・玉石混交の部下の育成にあたる。 上からの「経営の要求」と、下からの「現場の要求」という、上下双方の利害を調整する難

          Snowman舘さまから学ぶ「中間管理職が組織を支える」件

          今さらながらSnowmanの「Addicted to Love」にぶっとんだ

          冒頭から言い訳じみていてなんですが、この曲が発表されたのって2~3年前ですよね? ファンのみなさんからするとなにをいまさらってことなのでしょうが、すみません、ファン歴2か月に入ったばかりのぺーぺーなもので。 いやー この曲はやばいですね。 わたし、Snowmanは基本アイドルだと思って完全に油断してました。 これ、80‘s洋楽にリアルタイムでどっぷりつかってきた世代としてはたまらんですわ。30数年前に初来日したWham=ワム!の衝撃を思い出しました。ぽっと出のイギリスのア

          今さらながらSnowmanの「Addicted to Love」にぶっとんだ

          Snowmanラウールくんと、ボーダーレスな未来

          いきなりですが、トシをとるにつれて性別って心底どーでもよくなります。 なんでしょ、人類を男と女のたった2種類に分類するのってラフすぎ・乱暴すぎやしませんかねって話ですよ。 齢60のこのトシまで、いわゆる女性らしさ的なことを外見的にも中身的にもまったく売りにしてこなかった(できなかったともいえる。ぷぷぷ) 私ですが、今になって思い返してみると、40になるくらいまでは、初対面の人と会う場合まず相手の性別を知る、そして男性だった場合、好きになる ならないとは全く別の観点で、無意識

          Snowmanラウールくんと、ボーダーレスな未来

          Snowmanに学ぶ心理的安全性

          最近、企業では「心理的安全性」という概念が重要視されています。 心理的安全性(psychological safety)とは、組織行動学を研究するハーバード大学ビジネススクールのエイミー・エドモンドソン教授が1999年に提唱したビジネスに関する心理学用語です。そして日本の組織においては下記のようなことが言われています。 「私たちの研究チームでは(中略)組織の心理的安全性を計測する組織診断サーベイを開発し、これまで6000人・500チームの「日本のチームの心理的安全性」を計測

          Snowmanに学ぶ心理的安全性

          40才年下のSnowmanラウールくんから教わったこと

          はるか昔の昭和の時代。私は大学を卒業して某財閥系企業に入社しました。 就活にはかなり苦労しました。 そのころはちょうどバブルの入口で、男子は自ら就活などせずともいろいろな会社から引く手あまた。 一方で女子は20社以上落ちるの当たり前。いわゆる一流企業に入るにはコネ必須。すいすい決まっていく男子を横目に、なんで性別だけでこんなに差別されるんだと歯噛みをする毎日でした。 でもそんな中でも、当時の私は「会社は自力で決めるもの。他人のコネなど使うのは自分に対する敗北」と思っていまし

          40才年下のSnowmanラウールくんから教わったこと

          Snowmanにみるリーダーシップ

          そこそこの規模の会社で長年管理職をやってきた私から見て、 Snowmanには組織で働く人が見習うべき要素がすべてあると思っています。 今回はリーダー岩本照くんのリーダーシップを見てみましょう。   周りを引き立てることを第一に考える 岩本くんはしめるところだけしめて、あとはメンバーのわちゃわちゃを俯瞰で楽しそうにみています。結果メンバーは遠慮なく自由に行動し、結果的にこのグループの絆がどんどん強くなっているように見えます。 なにせファン歴1か月なので浅~い情報で恐縮ですが、

          Snowmanにみるリーダーシップ