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こんにちは、キャリアコンサルタントのmoghedgeです!今日のテーマは『好きなことは仕事にできる?』
です。

恐らく、一生の中で一度くらいは、
「好きなことを仕事にできたら良いんだけど」
「とは言っても、現実そんな甘くないよね。」

みたいな会話をされた(考えた)ことが
あるのではないでしょうか。

果たして、こういった一般的に言われていることは、本当なのでしょうか?
今回の記事で、私なりの考えをお伝えしたいと思います。



1. 好きなことは仕事にできる!

まず、結論から申し上げると、
好きなことは仕事にできる、と私は考えています。

仕事という言葉を

成し遂げることによって収入を得られる
なんらかの活動

と定義すると、その可能性は大きく広がります。

1円だろうが10円だろうが、それをすることによって、収入を得られるならば、仕事なんです。

生計を維持できるほどの収入を得られるかは置いといて、好きなことをして収入を得る、と考えるとできそうな気がしませんか?

例えば私の場合、
 絵を描くのが好き   ⇨LINEスタンプ販売
 人の相談に乗るのが好き⇨カウンセラー

といった具合に、
好きなことを仕事にできています。
お小遣い程度の収入ではありますが…(^^;)

ちなみに最近、youtubeに趣味で撮影した旅行先の動画をアップしたところ、意外にも再生回数が3000回を超えました。
コンスタントに動画をアップし続ければ、youtuberの道も…?なんて考えています。

恐らく、好きなことは仕事にできない、と思っている人は、生計を立てるレベルをいきなり目指していたり、そもそもチャレンジすらしていないのではないでしょうか。

夢を追うことは恥ずかしくありません。
むしろ立派なことです。

どうせ仕事に同じ時間を割くなら、好きなことで収入を得たいと思いませんか?
チャレンジする価値は十分にあります。

2. 好きなことを仕事にする方法

ではどうやって、
好きなことを仕事にすれば良いのか。
まずは、自分が何を好きかを理解することです。

・自分が趣味でやっていること
・毎日やっていても苦じゃないこと

を書き出してみましょう。
得意かどうか、知識量などは問いません。

私の場合、
・ヨガ
・部屋の片付け
・ゲーム
・英語の勉強
がでました。

次に、これを仕事にするなら?
を考えてみましょう。
今持っている知識・経験は無視してください。

・ヨガ    ⇨ヨガの先生
・部屋の片付け⇨掃除代行、片付けコンサルタント
・ゲーム   ⇨ゲーム実況
・英語の勉強 ⇨翻訳、英語の先生、観光ガイド

こんな感じになりました。
あとは簡単。
この中からやりたいものをピックアップし、
どうすればなれるのかを調べて、
実行するのみです。

スキルが不足しているならば、
資格習得など、まずは自己研鑽を第1ステップにしてもいいかもしれませんね。

好きなことを仕事にする上で大事なのは、
自分で自分の評価をしないこと。

多くの方が、
「ヨガは好きだけど、先生になれるほどは…」
と実行する前に諦めてしまいます。

ですが、実際にお金を払ってくるかどうかを決めるのは、お客様です。お客様の反応を見ずして諦めるのは本当に勿体無い!

やってから考えましょう。
実行してうまくいかないとわかってから、、
もっとスキル・知識を磨いてニーズにお応えするのか、諦めるのかを選べば良いのです。

お客様のニーズがあるか、という大前提があるからこそ、まずは、行動あるのみ。数あるのみです。
やってみるしか、結果を知る方法はないのです。

いきなり転職はできなくとも、
インターンシップやアルバイト、フリーランサーとして単純作業から委託してみる。
など、いくらでも知識・経験を得る方法はあります。

youtuberになりたいなら、下手でも良いのでとにかく動画をアップしてみることですね。(ユーザーの反応がわかるはずです。)

まずは行動あるのみ。スモールステップで考えていきましょう。

3. 現実的な側面との向き合い方

さて、好きなことを仕事に直結させること
についてお話をしてきましたが、
ここで現実的な側面もお伝えしましょう。

好きなことを仕事にする。とは言っても、
野球好きな人が、
全員プロ野球選手になれないように、
やりたいこと(WANT)と、
やるべきこと(MUST)を
ピッタリと一致させることは
非常に難しいことです。

特にアーティストの方であれば、
歌が上手くても、絵が上手でも、
お客様にウケなければ意味ないなど、
技量だけではない部分もありますよね。

きっと、
『センス』や『運』みたいな要素も
あるのでしょう。

どんなにやりたくても、
どうしても辿り着けない領域がある、
というのが私なりに思う、
現実的な側面です。

では、もう諦めるしかないのか?
というとそうではありません。

好きなことに直結する仕事は
難しいかもしれませんが、
もっと抽象化して
『好きなことに近しい』仕事を
探せばいいのです。

抽象化の例としては、
野球が好き
  ↓
チームスポーツが好き
  ↓
スポーツが好き
  ↓
体を動かすことが好き
といった具合です。

野球、と限定してしまうと仕事が限られますが、体を動かすことが好き、であればジムトレーナーないしは、引越し業者、出張メインの営業職など、可能性が広がってきます。

他にも、
プラモデルが好き
  ↓
モノをずっと触っているのが好き
  ↓
黙々と一つの作業に向き合うのが好き
のような例もあります。

もちろん、
好きなことがダイレクトに仕事内容である方が、
楽しさや喜びは大きいと思います。
ですが、現実的な難しさも考慮するならば、
この方法がオススメです。

4. 好きなことを仕事にするメリット

そもそも、
好きなことが仕事じゃなくてもいい。
仕事は仕事でしょ?

こう思われる方もいらっしゃいますよね。

確かに、
十分に生活できていれば今の生活で良いし、
無理にそんな努力しなくても…
と思われるのは妥当なことです。

ただ、私は一度でも良いので、
好きなことを仕事にできないか、
好きなことに近い仕事をできないか、
考えてほしいと思っています。

その理由を下記に記載します。

①好きなことはモチベーションを維持しやすい
モチベーションには2種類あります。
「上司に怒られるから」「評価につながるから」など、周囲からの働きかけによって生まれる外発的動機。
一方で、「機械いじりが好きだから、細部まで細かく点検している」「デザインが好きだから、プレゼンの見栄えを良くした」など、損得勘定なく、内面にある興味・関心から生まれる意欲のことを、内発的動機と言います。

どちらも何かをやりたい、という意欲の源であることには変わりませんが、やらされ感につながりやすい前者とは異なり、後者の内発的動機の方が高い集中力や質を保持できると言われています。

つまり、好きなことを仕事にできれば、この内発的動機が生まれ、安定したパフォーマンスの発揮と、大きなやりがいを感じられるというメリットがあるのです。

②一石二鳥、時間効率が良いから
好きなことで仕事をするということは、
これまで仕事の時間・趣味の時間として
分かれていたものが、一体化するということです。

休みの日に、趣味の時間を設ける必要はありません。仕事をしながら、好きな分野での知識・経験を得られるのです。

これって素晴らしいことだと思いませんか。

働き方改革で休みを取りやすくなったとはいえ、
基本的に1週間の内訳は仕事5:趣味2です。

家事・育児などがある方は、純粋に自分が好きなことに没頭できる時間は、もっと少ないかもしれませんね。

好きなことが仕事になれば、1週間のうち、自分が好きなことに没頭できる時間の割合が大きく増えるのです。

余談になりますが、俳優の堺雅人さんは、俳優としての仕事が趣味なんだそうです。ドラマ『VIVANT』の撮影でモンゴルに2ヶ月滞在された時も、「天国でした。演劇合宿みたいでしたね。」と嬉しそうに語っていたのだとか。

まさに仕事と趣味が一体化した素晴らしい事例です。

③失敗しても大きなリスクはないから
万が一、好きなことを仕事にできなかったとしましょう。何か困ることはありますか?

店を構えるなどであれば、
頭金としてまとまったお金が必要かもしれませんが、基本的に生活が破綻するようなリスクを伴うことはないはずです。

そもそも、チャレンジする時点で、
自分が受け止められる範囲のリスクだけを負えば良いのです。

まずは本やネットで情報収集し、
インターン・アルバイト・業務委託など、
小さなチャレンジから始めましょう。

そもそも人に言う必要はありませんし、
ダメだったら黙って撤退すればいいです。

一度しかない人生です。
やらずに後悔より、やって後悔しましょう。
そのほうが今の自分への納得度が上がるはずです。

以上が、私が好きなことを仕事にするチャレンジをしてほしい理由です。


5. 今の仕事からも、好きなことを探そう

好きなこと、というのは必ずしも趣味だけではありません。

仕事をする中で、「資料作るの楽しいな」
「後輩社員の相談に乗るのが楽しいな」など、
喜びや強い意欲を感じたことはありませんか?

あなたがやっている仕事の中にも、こなすうちに楽しいと感じることもたくさんあるはずです。

かくいう私も、たまたま配属された人事の仕事が気に入り、その後10年続けることになりました。

楽しいことないかな〜と遠くばかり見つめるのではなく、目の前の仕事に楽しさを見出すことも大切なんです。

ぜひ自分の担当業務を一覧にし、
楽しさ度を5段階評価などでつけてみてください。
「私、クリエイティブな業務好きなんだな」など、
何か傾向が見えるはずです。

趣味をヒントに好きなこと探しもしつつ、このように仕事における自分が好む傾向も知っておけば、将来目指していくキャリアの方向性がわかるようになるでしょう。

自分のやりたい業務内容を
上司に伝えてみるのも一つかもしれませんね。


6. 理想はハイブリッド型?

最後に、
私が思う、理想のキャリアデザインの方向性をお伝えしますね。

それは、
生計を立てる為に今の仕事を継続しつつ、
・好きなことを仕事にするチャレンジをする
・今の仕事から好きなことを見出し、
 好きな業務の割合が増えるように努力する

です。
仕事を続ける+夢を追いかける
のハイブリッド型とでも言いましょうか。

どうしても生計を維持する、
という点がネックになりますから、
このスタイルがベストだと考えました。

今の時代、ネットを使えば、
簡単に仕事探しができますし、
スキル習得もyoutubeなどでほとんどお金をかけずにできます。

まとまった時間・金額をかけなくても、
チャレンジする方法はいくらでもあるんです。

大事なのは、
やってみる勇気を持つ事と、行動し続けること
です。


最後に

いかがでしたか?
好きなことを仕事にできるかどうか、
について私なりの考えを述べさせていただきました。

世間では理想論だと言われるケースも
多くないですが、
決して不可能ではないと私は信じています。

実際に行動した結果、
収入を得られるようになったからです。

あなたも、
やりたいことがあるなら、
とりあえずやってみてください。

可能かどうかは、実行してから考えましょう。

一度しかない人生、
時には思い切ったチャレンジも
大事にしてくださいね。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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