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かんじるブラジル(日記2018)

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ブラジル留学の日々。 パラナ州クリチバは、雨と公園の多い街。 予想してたブラジルとはちょっと違う、このまちの空気を感じたままに。
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#南米

7年ぶりのパラグアイ 3日目 かわるもの、かわらないもの

八時におきて、朝食。グァバのジャムがおいしい。お父さんに連れられて、しばし川沿いを散歩。 帰宅してから、もってきていた資料を読む。アマゾンに住むヤノマミの人々について。ポルトガル語を学んだシャーマンが書いたもの。とても興味深い。人類学者や宣教師など、外から見た記録はわりとあるが、中からのものは珍しく貴重。日本語に翻訳されているのかな? 昼食後、派手に昼寝した。4時間くらい。クリチバはまだ涼しく、こちらの熱さに慣れずに疲れているのかもしれない。もしくは、スペイン語に頭を切り

彼が「かわいい」と言わなくなったことを嬉しく思うワケ

それはこんなきっかけだった。 「かわいい」と「かっこいい」の違いを教えて、と彼に聞かれたのだった。 彼はどちらもポルトガル語の「Bonito」の意味で、単に女性に向けて使われるのが「かわいい」で、男性に向けて使われるのが「かっこいい」だと思っていたそうだ。 でも、私が彼に対して「かわいい」も「かっこいい」もどちらも使うことに気づき、どうやらそれまで思っていたのとは違うな?と気づいたらしい。 私も、ちょっと考えてしまった。そして、こんな結論を出した。 「かわいい」とは

7年ぶりのパラグアイ 5日目 行き倒れかけた

シウダーデルエステからフォス・ド・イグアスの国境超えで、行き倒れるかと思った。 教訓 ①現金は持っておきましょう ②口座すっからかんで旅行するのは危険 ③チケットなど予め買うならちゃんと全て予定を立てる、即興旅なら全部即興にする。 国境を超えるバスが終わっていたのだ。バスで越える人はほんと気をつけて。夕方までしかない。 あせったあせった。夜のクリチバ行きのバスはもう取ってるし、なんとしても逃したくない。 タクシーは80グアラニー。私は60しか持ち合わせがなく、絶望して

7年ぶりのパラグアイ 4日目 やっぱり好きだな

土曜日。八時におきて、朝食。ぼけっと珈琲を飲んでばななを食べていたら、それで朝ごはん終わりなんて許さないわよもっと食べなさいとお母さんにチーズとハムのホットサンドを食べることを激しく勧められる。断りきれずに食べた。チーズうま。 午前中、おみやげを買いにセントロにでかけた。パラグアイの人がマテ茶を飲むのに使う、テルモ(水筒)とワンバ(コップ)とボンビージャ(ストロー)を買う。青く染められた革に、ニャンドゥティという刺繍が縫いつけられていて色合いが可愛らしい。 7年前にここに

7年ぶりのパラグアイ 2日目

暑さにやられて文章がかけません。写真です。 パラグアイ川。ここ何年も氾濫して水浸しらしい。確かに私がいたときよりも、ずっと横幅が広い。 観光用のボート。そういえば、ここでベリーダンス踊ったことある。はじめて1年目。 お昼ごはん。サラダ、ケールのスフレ、トマトリゾットとカツレツ。 アイスクリーム売のおじさん。七年前はスラムだった、国会議事堂的なのの裏は、整備されて公園になっていた。ここに住んでたどこにいったんだろう。 夜ご飯。エンパナーダと、クロケッタ。

7年ぶりのパラグアイ アスンシオン1日目

1時間遅れで到着。思ったより短かった。昨晩9時に出て、今日の夕方4時に到着。17時間の旅だが、10時間は寝てた。 シウダーデルエステのヌエストラ・セニョーラ・デ・アスンシオンの待合室は居心地よく、チパ(ポンデケージョよりずっしり)とコシード(マテ)をサービスしてくれた。 パラグアイの人は、ラテン系の顔立ちでかわいい。クリチバはヨーロッパ系が多い。 バスに乗っている最中、窓の外の景色が5時間まったくかわらず、ひたすらにだだっ広い乾燥した草原にヤシ。懐かしい景色。パラグ

11/22 Thu. 食欲と権力

ぬるっと8時頃起きて、朝食、パラグアイのお母さんがお土産に持たせてくれたグアバジャムと、バターをトーストに塗って食べる。トーストは結構しっかり目に焼くのが好き。 午前中、ヤノマミの人々のコスモロジーについての発表資料作り。昼食を挟んで午後も続行。 がっつりしたものが食べたくなって、夜ごはんは鶏もも肉と白菜を、バターとにんにくて炒めて味噌で味付け。どんぶりにして食べた。白菜って炒め物にしてもおいしいんだね。いつも鍋ばかりなので知らなかった。 早めの夕食後は、女性に特有の精

人の国の文化に意見すること

久々にただの日常。 起きて、台所に降りて珈琲を淹れる。ブラックで飲むのがおいしい。終わってしまって残念。次は別のが用意してある。 思っいきり水回りを掃除して、すっきり。ずっと気になっていだのだ。 頭のどこかに気になっていることがあると、パソコンの頻繁にポップアップされる「Windows10にアップデートしませんか?」みたいな感じで、非常にわずらわしい。忘れたことにふと思い出して気が散るので、さくっとやるにかぎる。 「インディオのコスモロジー」プレゼンづくりに格闘。たの

ブラジル・クリチバからパラグアイ・アスンシオンにバス旅

フォス行の深夜バスに乗った。まだ寝るまでは時間があるので、日記と、行き方を書こう。クリチバからパラグアイのアスンシオンまでの行き方。 今朝は身体の社会学。フロイドとマルクーゼ論、かなり迷子。私は「机の上で精神分析して意味あるんですか?それより山に散歩に行ったほうがよくない?」となってしまうタイプらしく、なんだかいまいち授業を楽しめなかった。 ベルギーからの留学生の友人が、ベルギー産チョコレートをひとつ、くれた。びっくり、とろける。今までチョコレートに感動したことなんてなか

独り身2日目:パラナ博物館

住んでいる街の、観光をした。 授業のある間はなかなか時間が取れなかったのだ。 MUSEU PARANENSE(パラナ博物館)という、パラナ州の自然や文化・産業をあつかう、非常にボリューミイな展示。ずっと行きたかったの! とはいえ、住んでいる町なので早起きすることもなくいつも通りの午前中。 引き続きやきバナナにはまっているので今日も2本分焼いた。 水回りの掃除。掃除用洗剤がなかったので、「同じ界面活性剤やろ」と洗濯洗剤をまいた。バスルームが洗濯物のかおりになった。 学食

独り身1日目:公園で読書

彼だけまた、帰省したので半年ぶりの独り身だ! 半年間ほとんど生活を共にしているので、やったー! 完全に自分のタイミングで食事したり、好きなものだけ食べられるのが嬉しい。野菜をたくさんとちょっとの鶏肉をさっぱり味で、とかが好き。 朝、目覚ましかけないで起きた。 9時20分。何度か起きたのだけど、すっかり眠気がなくなるまでうとうとしてた。天気がよくて幸せ。 ささーっと掃除して、台所におりる。 コーヒーと、バナナ。 バナナは焼いたら甘くってめちゃおいしかった。 一本作って、

パラナグア8日目

恋人の実家に来ている。八日目。 彼がクリチバの音楽学校に受かったというので、申し込みをしに一度帰る。通っている大学が主宰の冬のフェスティバルもあるので、私も一緒に。 七時半に起きて、お義母さんが昨日焼いてくれたパンを食べる。塩がきいてて、なにもつけなくてもおいしい。 八時半ごろにお姉さんが車で迎えに来てくれた、バスターミナルまで向かう。お父さんも一緒に乗っていく。 来た時よりもきれいなバスだった。彼は車酔いするので、スースーする飴をあほのように食べ続けていた。私は2時間爆睡

【日記】パラナグア7日目 昼寝

恋人の実家に来ている。7日目。 朝起きて、珈琲とベジュ。 昨日の夜、ベジュ(タピオカクレープ)がとても好きと言ったら朝ごはんに作ってくれた、なんて愛。そしてとてもおいしかった。 航空公園に走りにいく。でも恋人が急に走ったらお腹壊したみたい。半分は歩いた。日曜とは大違いで全然ひとがいない。 家でごはん。米と豆と肉。 いつの間にか昼寝。 はっと目を覚ますと、まどから青い空が見え、ヤシの葉はさらさらと雨のように鳴り、ぱたぱたと鳥が飛んでいった。足元には白猫が、横には彼が寝

【日記】パラナグア6日目 島を歩く

恋人の実家に来ている。 6日目。 9時半頃起きた。 珈琲、バナナとポンデケージョ。 お義母さんが街の中心部に用があるというので、暇な私達もついていく。 バスで四十分位。死ぬほど揺れる。 書類の更新に来たらしい。彼のご両親は教会での結婚の儀式はしたが、役所的には籍を入れてなかったらしい。それを先月、結婚30年目?にして入籍したので、名字が変わったそうだ。 ブラジルの名前は「名前+名前+父方名字+母方名字」か基本。子供は父方の名字を結婚するときに続けるのが基本だけと、捨て