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恋人の実家に来ている。7日目。 朝起きて、珈琲とベジュ。 昨日の夜、ベジュ(タピオカクレープ)がとても好きと言ったら朝ごはんに作ってくれた、なんて愛。そしてとてもおいしかった。 航空公園に走りにいく。でも恋人が急に走ったらお腹壊したみたい。半分は歩いた。日曜とは大違いで全然ひとがいない。 家でごはん。米と豆と肉。 いつの間にか昼寝。 はっと目を覚ますと、まどから青い空が見え、ヤシの葉はさらさらと雨のように鳴り、ぱたぱたと鳥が飛んでいった。足元には白猫が、横には彼が寝
恋人の実家に来ている。 4日目。 10時頃起きた。珈琲とバナナ。 昨日の夜、雨がふって気温が低い。空気も湿っている。雨のにおいは、国と場所によって少し違う。 ふたりでネットフリックスの深夜食堂を見る。飲み屋街の様子について、「ファベーラみたいだけどいる人の格好がきれいだし危なくなさそうでおもしろい」というコメント。たしかに。トンテキやオムライスなど、懐かしいたべものがたくさん。 昼にお義姉さんがきて、皆でご飯を食べた。昔話など聞いて大笑いした。彼はいいこだったらしい。
恋人の実家に来ている。 5日目。 8時半に目覚ましがなったので9時半に起きた。 朝から食べすぎやんって位にむちゃくちゃポンデケージョを食べた。私が好きなブラジルの食べ物ランキングは、 1位 ポンデケージョ(もちもちチーズパン) 2位 パソカ(ほろほろピーナッツ) 3位 チーズ入りベジュ(もちもちタピオカクレープ) 4位パッションフルーツのムース である。基本的にチーズのもちもちが好きらしい。 午前中なにしたっけ?あ、本読んでました。教育についての社会派エッセイ。ブラ
麻薬、強盗、マリファナ、レイプ、誘拐、殺人。ブラジルで生活していると、どれもそんなに遠い話ではない。 いつもは学生寮に暮しているのでローカル事情というものにあまり詳しくないのだが、恋人の家で彼のご家族が地域のニュースを話しているのを聞くと、ちょっとびっくりするのだ。 「〇〇さんの妹さん、見ないと思ったら亡くなってたのよ、それも他殺で。指の骨ぜんぶ折られてからレイプされて殺されたみたい」 「(車に乗っていて)あっ、あの道端に立ってる物乞い。小学校の同級生で、私片思いしてた
恋人の実家に来ている。 6日目。 9時半頃起きた。 珈琲、バナナとポンデケージョ。 お義母さんが街の中心部に用があるというので、暇な私達もついていく。 バスで四十分位。死ぬほど揺れる。 書類の更新に来たらしい。彼のご両親は教会での結婚の儀式はしたが、役所的には籍を入れてなかったらしい。それを先月、結婚30年目?にして入籍したので、名字が変わったそうだ。 ブラジルの名前は「名前+名前+父方名字+母方名字」か基本。子供は父方の名字を結婚するときに続けるのが基本だけと、捨て
恋人の実家に来ている。 3日目。 昨日の夜は寝れなくて、ほぼ5時まで起きていた。 昔、とてもまいっていた時期があって、眠れなくなったことがある。その頃は梅ヶ丘のビリヤニハウスというシェアハウスのリビングに住んでいて、朝方、部屋中がうすらあおく染まるのを見届けてから寝るのが常だった。 別に、夜に寝れなくてもいいのに、寝れないことをまた気に病んだりしていた。気に病むから病むのだ。 9時半頃起きた。コーヒー牛乳。やっぱり毎日パンをたべるとぶつぶつが酷くなるので、今日はバナナ
2018年7月5日の、ただの日記です。 最近、日本のおいしいものが食べたくて、ツイッターで料理アカウントを検索したり、食べ歩きブログを見たりばかりしている。いつのころからか妙な健康志向になっていて、最近のアトピーもあいまって粗食を意識していたのですっかり忘れていたのだが、私はくいしんぼうだった。 小学生のころ、おなかがぱんぱんになるまで食べていた。そういえば父にサイパンのアウトバックステーキで食べすぎだ太るからやめなさいといわれ、それからなんとなく食べ過ぎると太る、という
昨日、強盗にあった。 家のインターネットはPCに接続できないし、スマホは無くなってしまったしで、 結構なオフライン生活である。 とりあえず電話だけはできるのでよい。 久しぶりに猛ダッシュした。 アトピーは良くなったり悪くなったり。 日本にいるときと同じである。 興味深いのは、浸出液が止まらなくなったあと、乾燥してぴりぴりむけること。 これはこちらで初めてなった。 汗をかいたり、水に濡れるとすぐ炎症を起こす。 水アレルギーの女性の話が、辻仁也の小説にあった。
フレンチプレス それはそれは丁寧に、コーヒーを淹れてくれるカフェがある。 良くいえば今どきの 悪く言えば個性がありそうでない よくあるカフェ。 ちょっと一人になりたいときに便利。 いつもはエスプレッソとエッグタルトを頼むのだけど、 フレンチプレスを頼んでみたらとても丁寧に淹れてくれるので驚いた。 不愛想なお姉さんがお盆を運んでくる。 フレンチプレス、コーヒー豆、マグカップ、ヤカン、秤がのっている。 秤にのせたフレンチプレスに、コーヒー豆を少しずつさらさらと
金曜日の朝、五時に起きて空港に来た。 家でコーヒーとパンを食べた。 誰もいないだろうと思っていたのに、背の高い男の子か台所に降りてきたのでおどろいた。寝れなかったらしい。 部屋に戻り、寝ぼけまなこの恋人にバスターミナルまで送ってもらう。 バスの中でも飛行機の中でも爆睡した。 座りっぱなしがとても苦手で、意識を飛ばさないとやってられない。正直、旅行の行程はあまり好きではない。 サンパウロは乗り継ぎは何度かしたが、降りるのは初めて。市バスで中心地までゆく。地下鉄が通っているこ
七時前に起きた。大体、目覚ましの十分前に目が覚める。ここでさくっと布団から出るのが肝心で、このタイミングを逃すとだいたいだらだらと寝過ごすことになる。 台所でシリアル、牛乳、バナナ、コーヒーの朝食。サンパウロは水が土っぽい。コーヒーも土っぽかった。 肌寒いが、薄いセーターとジーンズ。近くの公園にゆく。真ん中に池のある、しめっぽい公園だった。 日本語センターへ。今回サンパウロに来たのは主にこれが目的。ブラジルに来ている日本人留学生と社会人のあつまり。 学生向けに「はたら