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【YouTube】#13【ポテチキャベツ】急な坂道駆けのぼったら今も海が見えるでしょうか。と、山口百恵は言った。

蒲田がジャリの時分からの遊び場だったが、主に西口のアーケード側。なぜならば、親友のオギノのうちがあったから。いまでもある。オギノ時計店。

なので、おなじ蒲田でも、東口はおろか、京急側にはなかなか行かなかった。なにしろ、東口は子どもの遊び場ではない。

オトナになってから、京急は好きな電車だ。
広い意味でわが町の電車。
花屋敷のローラーコースターのように、古い街中を、バカみたいな速度で抜けていくのがいい。

京急も日ノ出町を過ぎて、さらに上大岡を過ぎたあたりから、急に旅の感じがしてくる。2000系だったっけ?座席が進行方向向いて走るやつ、あれに乗ると、さらに気分は旅だ。あれ、せめて、ドリンクホルダーぐらいつけてほしいが、きっと、わたしみたいに飲もうとしているニンゲンの、魂胆が読まれているに違いない。だいたい、ゴミとか置かれたら、仕事増えるしね。

田浦のトンネルをくぐると、横須賀。

横須賀まで、蒲田から40分足らずなのに、なんだか、ここにくると、下田ぐらいまで来たような気になる。
なんだろうか?生活空間ではあるのだけれど、そうでない空気もあり、そこに日米の基地があって、歴史があって。そう、歴史に翻弄された港町の、一種独特の風情がある。

そして、銘店がそこかしこに。

なかなか横須賀まで飲みに行くことも、いまの状況だと赦されないのだが、そんな横須賀に想いを馳せて、横須賀中央駅すぐの中央酒場の隠れた一品をつくってみます。

書くことは、落語を演るのと同じように好きです。 高座ではおなししないようなおはなしを、したいとおもいます。もし、よろしければ、よろしくお願いします。 2000円以上サポートいただいた方には、ささやかながら、手ぬぐいをお礼にお送りいたします。ご住所を教えていただければと思います。