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【食】チキンカレーと皿のはなしをしましょうか

   ここのところ、スキさえあればチキンカレーばかりつくっている、というのも、一度やりはじめると、やれ、ここがちがった、やれ、ここをこうしよう、と、飽きるまで…というよりも、飽きがこないとやめないみたいで。この夏一番つくったのが、スパイスカレーの人気店・魯珈の齋藤絵里さんのレシピによる、チキンカレー。

   こちらのレシピの特徴、かつ、好きなところが、ふんだんに使われるホールスパイス。これより以前に、プラオやビリヤニをつくるのもそうですが、ホールスパイスをがっつり使った料理が好きなんです。特に夏場、これは、ホールスパイスに限ったはなしではなく、身体がダラっとなっている時に、細胞レベルで目が醒めるようで、いいんです。なので、とにかく、この夏はつくりました。

   そして、その、ひとつの到達点が、皿を買う。

   この皿も、このスプーンもいいよなぁ、といろいろと毎回雰囲気を変えていた、そのとどのつまりが、皿。

   好きで、小鹿田焼や高取焼、小石原焼の焼物、皿をよく見るんですが、ちょっと個性的な小鹿田焼によくあいそうだな、と、かねがてみていて、八寸皿が目に留まりました。それが、こちら。

小石原焼 ヤマイチ窯
飛び鉋 とびかんな

   小石原焼、ヤマイチ窯で55年前に焼かれたもので、かなり手頃に手に入りました。

   ここにいたるまで、いろいろと皿を変えてきましたが、どれもこれも、それぞれに雰囲気があって、同じものでもおもしろいんです。

ステンレスのカレー皿
ラオスの食堂のスプーン
レシピに忠実なチキンカレー
IKEAの大皿
シンプルはシンプルでいい
冷蔵庫にあったプラオ
インドのレトルトの豆カレー
これは相乗効果がすごかった
おばが焼いた皿
ここらへんから、ん?皿がいいな、と
カレーは鶏をヨーグルトでマリネしたため
マイルドな仕上がりになりオリジナルの良さが減
うちにずっとある古伊万里
これもとてもよくあう
ターメリックライスでなくカリフラワー
カレーは鶏にスパイスと塩で別焼
完成形に近づく
今回の皿とカレー
玉ねぎは細かいみじん切り
きゅうりと玉ねぎのライター
ピーマンとナスのスパイス炒め
大根のアチャール

   
   お皿を変えるだけで、これだけたのしくて、キモチがあがります。ちょっと気分を変えたいときには、こんなことも大事。

   チキンカレー、食べたくなりました?

書くことは、落語を演るのと同じように好きです。 高座ではおなししないようなおはなしを、したいとおもいます。もし、よろしければ、よろしくお願いします。 2000円以上サポートいただいた方には、ささやかながら、手ぬぐいをお礼にお送りいたします。ご住所を教えていただければと思います。