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半農半主夫。知多半島で自然農でお米、野菜、果樹、ハーブなど自然農で自給。 日本蜜蜂も飼…

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半農半主夫。知多半島で自然農でお米、野菜、果樹、ハーブなど自然農で自給。 日本蜜蜂も飼ってます。 https://tembo619.amebaownd.com/

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最近の記事

和蜂のお世話ノート5月

地域差や個体差はありますが6月上旬ごろまでは分蜂があります。 以下は春に新しく入居した和蜂についてです。 重箱式巣箱で作ってる方で、捕獲の際に二段になったままのかたは、この時期から急激に巣が大きくなるので三段になるように継箱してください。 女王蜂の逃去防止対策をしてる方(ハチマイッターや板など)で1週間以上経ってる方は必ず外してください。第二分蜂以降は入居後の交尾が多いためそのままだと交尾飛行に出られません。 設置した巣箱の向きは東か南に向けてくだ

    • 和蜂のお世話ノート 9月

      8月のお盆過ぎた後くらいからオオスズメバチがみつばちの巣箱に来るようになります。 (場所にもよります。土の中に巣を作るので自然の多い場所ほどオオスズメバチは多いと思います。) オオスズメバチの狩りの対象は大型の昆虫や蜘蛛などで敏捷性に欠けるコガネムシ・カミキリムシ・イモムシ・セミ・カマキリなどです。 8月中旬以降に多種類のスズメバチの巣・アシナガ蜂の巣・ミツバチの巣に対して集団の狩りを行います。『生態系の王者 オオスズメバチ 御園孝著』より抜粋 昨年から階段式の防止器

      • 和蜂のお世話ノート 8月

        8月のお盆過ぎたくらいからオオスズメバチがみつばちの巣箱に来るようになります。 (オオスズメバチは土の中に巣を作るので雑木林などが近くにある場所は特にオオスズメバチは多いと思います。) オオスズメバチの狩りの対象は大型の昆虫や蜘蛛などで敏捷性に欠けるコガネムシ・カミキリムシ・イモムシ・セミ・カマキリなどです。8月中旬以降に多種類のスズメバチの巣・アシナガ蜂の巣・ミツバチの巣に対して集団の狩りを行います。「生態系の王者 オオスズメバチ 御園孝著より抜粋」 個人的に特におす

        • 和蜂のお世話ノート7月

          (夏至から秋分) みつばちの活動 越夏期 7月末ごろから約1ヶ月産卵をお休みします。 春の勢いも徐々にスローダウンする時期。 作業 夏の採蜜(採れる場合のみ) 6月中にキンリョウヘンの株分け 猛暑や台風、オオスズメバチなどの外敵から守る作業が増えます。 暑さ対策(巣門を夏仕様に変える)、すだれをかける。水飲み場も作る。 蜜源植物・花粉源植物 樹木・果樹 イヌエンジュ、ウド、イヌゴシュユ、カラスザンショウ、ケンポナシ、シマトネリコ、モクゲンジ、ネムノキ、ノウゼンカズラ、

        和蜂のお世話ノート5月

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          和蜂のお世話ノート 6月

          6月は梅雨入りで湿度と温度が高くなるためスムシが発生しやすい時期になります。 スムシが増えすぎる事も逃去する原因の一つです。 基本的には強勢群はスムシと共生するとも言われてますが飼育すると言うことで考えるのであれば幼齢虫のうちに対処することが大切です。 スムシ対策法 巣箱の後ろに1cmほどの板を入れて全面が少し前に傾くようにする。(水がたまりにくくなります)(※ただし重箱式巣箱の場合) 四方巣門(4か所出入り口がある巣門)を作る。(ゴミが巣箱に入りにくくなります。)

          和蜂のお世話ノート 6月

          みつばちと人が共存する道

          今日は来客があり、2週間ほど前に友人が教えてくれた日本みつばちの自然巣を見に行ったところショッキングな出来事が… ちなみに表紙の写真が2週間前の写真。 おそらく分蜂の予行演習中でうろの中にかなり大きな巣があるようで、かなりの数のみつばちが出入りしてました。 自然巣の場所については、看板など立てて知らせたい氣持ちもあるのですが、 知らせることによって虫🐛や蜂🐝を怖がる人によって殺虫剤が撒かれる事が多いため、安易に場所がわかるようにしたり、詳しい場所も知らせないようにしていま

          みつばちと人が共存する道

          たねとみつばちのお話をします。

          緊急告知 明日ですが9時から11時半まで、中村区のイタリアンtori cafeにて 「たね🌱のお話と日本みつばち🐝のお話」をします。 両方のお話を同時にするのは今回が初。 コロナ禍の中、自給自足的な暮らしに興味を持ったり実践する人が増えています。 たねの問題はわたしたちの身体とつながり、みつばちの問題は地球環境とつながっています。 自分自身が自然療法で病気を克服したことで、内の環境と外の環境は同じであることにも気づきました。 わたしたちの暮らしを支えてる食べ物の元と

          たねとみつばちのお話をします。

          和蜂のお世話ノート 3月・4月

          3月から4月にかけて急激にミツバチの数が増えます。 分蜂が始まるのが多いのもこの時期(愛知県の場合) 捕獲のためにキンリョウヘンまたは待ち箱ルアーを使って分蜂群を捕獲することから日本ミツバチの養蜂はスタートします。 待ち箱ルアー  キンリョウヘンよりは誘引効果はやや劣りますが、効果が長く(45日) 開花時期をコントロールする必要がないので初心者におすすめ。 https://store.shopping.yahoo.co.jp/syumatsu-yoho/yu1.htm

          和蜂のお世話ノート 3月・4月

          みつばちに対する想い

          今年は全体的にみると、日本みつばちにとっては厳しい年にも感じました。 場所のせいなのかどうかは分かりませんが、実は今年常滑の自宅の畑に移動した3群は6月から9月にかけて全て崩壊。 今年で8年目ですが夏から秋にかけてダメになるのははじめての経験です。 「逃去して自然に合同する」の繰り返しで結果的に居なくなりました。 たまたま3群とも女王蜂の産卵能力が低かったのかもしれないし、ネオニコチノイド系農薬の影響なのかもしれないし、原因は明確にはわからないです。 自宅の群は無く

          みつばちに対する想い

          和蜂のお世話ノート 12月 1月 2月

          暖かい時期には温厚なことが多いニホンミツバチも、寒い時期には攻撃的になることがあります。 巣箱に近づく際はネットと手袋必須です。十分に気をつけてください。 農法や医学に対する考え方と同じく答えは一つでもないと思いますし、常に新しい方法や考え方がSNSなどでも更新されてます。 巣箱の置かれている環境や他の生物の生態や蜜源植物、花粉源植物についても知ったり、巣箱や道具などの工夫などそれぞれが答えを持ち寄りシェアしたりすることが大事な事だと思います。 比較的作業の少ない時期

          和蜂のお世話ノート 12月 1月 2月

          和蜂のお世話ノート 11月

          気温が下がってくるにしたがってアカリンダニのリスクも増えてきます。 秋の採蜜終えたらアカリンダニ対策はしっかりしたほうが良いと思います。 メントール処方などのアカリンダニ対策 参照ページ  守ろう!ニホンミツバチプロジェクト 中部ニホンミツバチの会 2019年国立環境研究所によるアカリンダニの記事 アカリンダニの対策はメントール以外にもいろいろあるので、ミツバチにとってリスクの少ないやり方があればそちらの方が良いと思います。 ※ミント(和ハッカの北斗がダニの嫌うL

          和蜂のお世話ノート 11月

          和蜂のお世話ノート 10月

          採蜜(10月上旬ごろまでが目安) 重箱4段を超えたら(5段目に入ったら)採蜜 (重箱の寸法高さ125mmから150mmで内寸250mm×250mmの場合) 5段を超えて貯蜜がある場合は上から2段目を採蜜して1段目と3段目を繋げます。 採蜜の仕方の参照ページ https://syumatsu-yoho.com/38/node/24 蜜蝋の精製 (採蜜した場合は水で洗ってすぐに蜜蝋を作るのがおすすめです。 そのまま放置するとカビが生えたりスムシが増えます。) 蜜蝋

          和蜂のお世話ノート 10月

          アカリンダニ対策まとめ

          メントール   週末養蜂の会  https://syumatsu-yoho.com/post/akarindani 中部 日本みつばちの会  http://mitubati.main.jp/tenteki.htm ショートニングと砂糖のパテ https://ameblo.jp/yayashoney/entry-12123621663.html みつばち活性剤 http://urasoe-apiary.sakura.ne.jp/exp2017/exp201705

          アカリンダニ対策まとめ

          shareseeds たね補充しました

          8月、9月に自家採種した一部のタネを南陵市民センター(南陵公民館)のたねboxに補充しました。

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          beehouseに入居

          今年は名古屋でも初のbeehouseワークショップをしました。 beehouseとはハナバチ(植物の受粉に関わってるベジタリアンの蜂です。)の巣箱のことで大きいものはbee hotelと言います。 梅雨明けして、突然始まったオオハキリバチの巣作り。 2匹のオオハキリバチがかなりの頻度で行き来して巣作りをしています。 新しい巣箱には5カ所。 古い巣箱には1カ所、松脂で蓋をした後に泥で蓋をします。 木に穴を開けたタイプの巣箱は主にハキリバチの仲間やドロバ

          beehouseに入居

          beehouseのこととワークショップのお知らせ

          2年前から始めた花蜂(植物の受粉に関わっている蜂)の巣箱(beehouse) 昨年畑に設置した巣箱に初めて入居があり、今年beehouseからオオハキリバチが羽化(写真一番下)しました。 蜂は大きく分けると主に肉食の「狩り蜂」と花の蜜や花粉を食料とする「花蜂」に別れます。 みつばちをはじめとして、クマバチ、マルハナバチ、ヒゲナガハナバチ、ハキリバチ、ムカシハナバチ、ヒメハナバチ、コハナバチなど「ハナバチ」だけで日本に500種近くいると言われます。 最近花に訪れる蜂

          beehouseのこととワークショップのお知らせ