和蜂のお世話ノート 6月

6月は梅雨入りで湿度と温度が高くなるためスムシが発生しやすい時期になります。
スムシが増えすぎる事も逃去する原因の一つです。

基本的には強勢群はスムシと共生するとも言われてますが飼育すると言うことで考えるのであれば幼齢虫のうちに対処することが大切です。

スムシ対策法

巣箱の後ろに1cmほどの板を入れて全面が少し前に傾くようにする。(水がたまりにくくなります)(※ただし重箱式巣箱の場合)

四方巣門(4か所出入り口がある巣門)を作る。(ゴミが巣箱に入りにくくなります。)

基台をメッシュに改造する。 (6mmくらいのトリカルネットまたはメッシュがおススメ)

分蜂をたくさんした群で茶色い古巣がむき出しになってる場合もスムシ発生の原因になります。巣箱を傾け逆さにして手際よく手で折ってください。 

 基台の掃除(熱湯消毒)

B401や「えひめAI」を散布するのも効果があります。
えひめAIは5%の希釈液を巣箱の内外に散布してください。(1週間に1度)

えひめAIの記事が現代農業最新号に掲載されました。

最近は「スムシっこカード」というカード式のものもあります。

梅雨時期の長雨が続く場合は給餌をした方が良い場合もあります。 

給餌について

給餌をする時は蜜を採らない事が前提。 砂糖と水が5:5の割合が一般的だが、水分が多いと下痢を起こすので砂糖7:水3の割合が理想。 巣枠式の場合は枠の上にキッチンペーパーに砂糖水を含ませたトレー

もったいないからと言って、蜂蜜を与えるのは厳禁(海外では全面禁止)理由は病気・スムシ・ウィルスの蔓延に繋がるため。(同じ巣箱から出たハチミツでも他の群が蜜を舐めに来たりするため)

夏分蜂の捕獲のための待ち箱や蜂受け(分蜂板)設置

キンリョウヘンの株分けも梅雨時期がおすすめです。

6月の蜜源・花粉源植物
https://www.facebook.com/takehide.shirogane/media_set?set=a.2182910928452603&type=3

ヤブガラシ、シマトネリコ、マートル(ギンバイカ)、


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