見出し画像

語学はこぼれ落ちるように

私は18歳の時に初めてネパールの地を踏んで以来、個人旅行や仕事を含めると現在までに10回以上通っています。
一度行くと結構な日数滞在することが多いので、延べ一年くらいはネパールにいた計算になります。

私はネパールのご飯も、街のごちゃごちゃした感じも、牛は神様なのに水牛はパクパク食べる細かいことは気にしないネパールの方々の国民性?も結構好きです。
なので、彼らと意思疎通を図るためにネパール語を覚えようと勉強したりしてみました。が、どうしても覚えることができません

勿論、「こんにちは、私の名前は~です!」ぐらいは言うことができます。あと、簡単な単語 (それも、石とか雪とか限定的) や「ご飯はもう食べれません!」とかぐらいは言うことができます。
ただ、こんな回数訪れているにも関わらず、旅の指さし会話帳の最初に載っているぐらい初歩的なことしか話せないのも如何なものなのかと、自分でも思うわけです。

ネパールに行くと、仕事上だいたい一カ月ぐらい山に籠ることになるのですが、その際にシェルパの人々やネパール人の学生たちは結構言葉を教えてくれます。あるときは、熱心な学生が毎日夜に今日教えた言葉をテストしてくれるということもありました。
そんな時は、私もまじめにノートを取り出し、ネパール語を書いてもらった後、読み方と意味をメモしておくのです。
実際、その年は少しネパール語能力が上がり、シェルパ達とも英語とネパール語が混じった会話ができるようになるのです。

が、

日本に帰って復習をせぬまま、次回ネパールに行く前に「そうだ、去年のメモをまとめていこう」と思いノートを見返すと、あんなに使っていたはずなのに何が何だか分からぬことが書かれているわけです。
自分の文字が抜けている場合もあり、”खाना खायें”とかだけ書いてあるともうただの呪文…
(多分、ご飯食べましたよって意味)

最近は普段良く使っていた言葉もどんどん忘れていく始末です。英語にも通じますが、語学は継続して勉強していないとだめですね…頑張ろう…

ちなみに、私が挨拶やご飯以外で意外と使う言葉は、"ヤハン トイレット カンヌホス" (ここにトイレ掘ってください)です。
山奥のキャンプ地ではトイレテントを作るのですが、場所を指定するとき等に結構使うのです。シェルパやポーターにネパール語でこう伝えると、「カンヌホス、カンヌホス!」と言いながら、勢いよく穴を掘ってくれます。