ヒマラヤをうろうろと 5
夏の北アルプスが、或いは週末の高尾山が常に賑わっているように、シーズン中のクンブ地域の山道は、視界のどこかに必ず人が入るぐらい、トレッカーで溢れています。
人種は本当に様々ですが日本人もかなり多く、後輩が下山した後日本語を話すことが無くなった私は、たまにすれ違う日本人の方々の会話についつい聞き耳を立ててしまうのでした。
ところが、ゴーキョから峠を越えてさらに西の谷に入ると、途端に人の気配が無くなります。いや、山中はこうあるべきですし、人がいない方が好みなのですが、あまりに