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個人事業主としてどう働くか考える。改めての自己紹介その2(93回)

前回の続き。


これからどうしていこうかと考えた時に、やっぱり子供のことが頭をよぎります。
小学生に上がった娘は僕の幼い頃と性格や考え方が似ていて、集団生活が苦手な様子。

このまま大人になれば、僕のように学校や会社でうまくやれないかもしれません。
もちろん親としてできる限りのサポートをしますが、最後は自分次第だし本人の性格や考え方を無理に矯正したくはありません。

どんな子どもでも得意不得意があり、それを少しづつ克服したり受け入れながら成長するものです。

大きくなった時に僕の働き方を見てどう感じるかは分かりませんが、一人で小さな工房を営んでいる姿を見て、生き方の一つとして捉えてくれると嬉しいなと思っています。

「集団に馴染めない僕のような人間でも、こうやって楽しく働けるんだよ」
自分が工房を営むことで、そんなメッセージになれば嬉しいです。

そのためにも今は地に足をつけてしっかり自分の道筋をつけないといけないといけません。

親がソワソワ、ふわふわしているのでは子供も落ち着きませんよね。


どう働くか

7年目は「何を作るか」と同じくらい「どう働くか」を大切にしていきたいと思っています。

前回でも書いたように、開業から本当にがむしゃらにものづくりばかりを追い続けていました。
人の忠告や心配の声も耳に入らないくらい、周りが見えなくなっていました。

仕事は本来、生活のためにするものです。
生活を成り立たせるための手段として仕事があるはずなのに、僕は仕事ばかりをして生活が「おまけ」のように考えてしまっています。

それを少しづつ解きほぐして、もう少し肩の力を抜いて仕事ができるようになる。
それが7年目の目標です。


そうして心に余裕を持つことでまた新しいものづくりに挑戦したいと思います。


看板作り

最近では看板作りをすることも多く、とてもやりがいを持ってものづくりができています。

こだわりの詰まったお店の看板を作るのは楽しいし、街に小さなお店が増えて街に活気が出るのを想像すると、看板作りもただのものづくりを越えて格別のものになります。

今後はデザインも含め、お店のためにお手伝いができる範囲を増やしていきたいです。

例えばロゴデザインをするデザイナーさんとの協業や、他のものづくりをしている作家さんと一緒に製作をするのも面白そうだなと思っています。


早く行くか、遠くへ行くか

「早く行くなら一人で行け。遠くへ行くならみんなで行け」という名言があります。

僕は大真面目に一人で遠くまで行こうとしていました。
7年で遠くまで来たつもりでしたが、体を壊したり、家族にたくさんの迷惑をかけてしまったり、仲間を失ってしまいました。


「目的地に着くことだけが目的では無く、その着いた先で何がしたいのか」
これまでを振り返ってみて、頭にあるのはこんな言葉でした。


何を作るのか、どう働くのか、そしてどんな生き方をするか。

そんなことをぐるぐる考えている人間が営んでいる小さな工房です。

オーダーメイドの看板屋で、たまにテーブルや什器なんかも作ります。
お客さんと一緒にあーでもないこーでもないと言いながら製作しています。
「こんなの作れないの?」「こんなのが欲しい」とお考えの方はお気軽にご連絡下さい。

手間と時間はかかりますが、他にはない自分だけのオリジナルを一緒に作りましょう。




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