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「小鳥」とクスリ

私は「小鳥」を2羽飼っている。ひとり息子も中学生になり、やっと子育てから解放された。そんな時期、急にペットが欲しくなった。というより「かわいい」が欲しくなった。最初は犬か猫がいいと思っていたが、マンション住まいだし、旅行にもよく行くので、そこまでの覚悟ができなかった。それと、自分の決め事としてお小遣いの範疇で購入し世話できることを前提としていたからだ。数か月に一度、定期的に高校の同級生と飲む機会があり、ペットの話になった。ひとりの友人が「小鳥」を飼っているという。友人曰く、小鳥を飼ってから妻の機嫌が良くなったと・・・。翌日から私の頭の中では「小鳥」くるくると飛び回って離れない。ペットが欲しいという考えが→妻の機嫌が良くなる。に変わってしまった。結果、今、気づけば家に2羽も小鳥がいる。想像してた以上に愛くるしいやつらだ。さて、私の妻の機嫌はというと、残念ながらこれといった変化はみられなかった。ただ小鳥という媒体で家庭内に「笑い」が増えたのは事実だ。夫婦喧嘩をしても小鳥を介して仲直りする距離を見つけることができるようになった。小鳥は確実に何かの作用がある。今日も愛くるしい「小鳥」たちにクスリと笑わしてもらった。

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