見出し画像

【突然交通事故にあった長男の闘病日記】3月19日(日) 361日目:中古車

先週、長男用の車を購入した。
もちろん中古車。
予算は約$10,000。 日本円で100万円強。

ずっと仕事は休んでいたが、その期間も給料の60%(たしか)は保障されていた。
時短勤務中も健康保険と給与は支給されていた。
本当に助かる。

それらのお金もあって、今回は一括購入することにした。

前回長男が購入したのは中古のプリウスでこれは毎月幾らか支払いながらローンを組んでいた。
そのローンもあと数百ドルというところでの交通事故。
もちろん車は廃車。

幸いに多額の車のローンも残ることはなかった。

アメリカは中古車がとても高い。
安い中古車ももちろんあるが、それは走行距離が長かったり、あるいは浸水にあって(それは履歴に残っていない)どこか不具合がある、などというものがある。

以前長男が買った中古のプリウスも、次男用に買った中古のカローラも、地元近くのスバルのディーラーから購入した。
このディーラー、意外にいい掘り出し物(車)がある。

今回もこのディーラーで探していたのだが予算に合う車がない。
そのため、別の街にあるスバルのディーラーのWeb Siteを覗いていた夫が
「この車いいぞ!」
と一言。

中古2010年式のトヨタカムリだった。
走行距離も約110,000マイル。
価格も$10,250。 予算内だ。

CARFAXの履歴を見てみると事故歴もなく、ちゃんとメンテナンスもされている。

早速夫はそのディーラに連絡を取り、長男もその車を見に行き、その車を購入することになった。

車自体はいいコンディションだが、外観、車体の相当なスクラッチ(傷)がある。
ま、直せる箇所はディーラーの方でしてくれたようだが。

長男に
「もっといい車にしたら?」
と言ったら
「AからBに移動できればいいんだ、車なんて」

大昔、高校生の頃の長男は
「ボクは、ベンツかBMWを買う!」
と言っていたのに。
そのことを長男に言うと
「それは昔のこと。今は違う」

なるほど、現実を分かってきたようだ。
自分の身の丈を知っているので贅沢はできない、と分かっているのだろう。

これまでは、私達が送迎をしていたが、夜の車の運転もOKな状況になったので車を購入してからは自分で職場に通うようになった。

もちろん、
「安全運転するのよ。」
と出かける前に毎回念を押す。

これで長男の自立の第一歩は完了。
残るは、新しい職場探し(転職)。
その後に、家を出て一人で自活。

本来の予定ではちょうど一年前にこれが完了だった。
この一年は私達家族に与えられた試練の一年だった。

人生の中でのこの一年は無駄ではなかったと思いたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?