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【突然交通事故にあった長男の闘病日記】4月26日(火) 33日目: Rehabilitation Center 8日目

recreational therapist : レクリエーション療法士

今日はリハビリ施設に訪問できない日。

昨日の夕方、長男から私の携帯に着信。
「ボクの財布はどこにあるの?」

そう、交通事故を起こしそのまま長男は救急車でERに運ばれた。

長男は事故のことを一切覚えてない。
だが、交通事故を起こしたことは知らされていた。

「救急車でERに運ばれた時に、あなたの貴重品も一緒に運ばれてるのよ。免許証、財布、車と家の鍵、AirPods に 携帯電話。
お財布の中のクレジットカードも無事よ。安心して。」

今になって貴重品のことが気になったようだ。
記憶が少しずつ戻っている証拠だろう。

その後、夜の10時頃に電話がくる。
「家に帰りたい。」
長男をなだめる。

今日の朝、5時頃に電話がくる。
「いつ迎えにくるの?」

その後、朝8時に電話がくる。
「今日は何時にくるの?」

薬が効いているのか agitation は無くなっている。

care manager から夫に連絡。
長男のリハビリの経過がいいので、明日から  recreational therapy を始めるとのこと。
recreational therapy とは、ゲームをしたり、スポーツをしたり、外に出て買い物をしたり、絵を書いたり、と リクレーションを主体としたリハビリらしい。

これで、長男のリハビリは4種類になった。
理学療法、作業療法、言語聴覚療法、レクリエーション療法。

言語聴覚療法士から、今日のセラピーの様子を聞いた。
trach(気管切開)に蓋をしての会話。
長男は療法士と cooperate したらしい。

明日、喉のX線をして結果次第で 段階的に trach のチューブのサイズを小さくし、その数日後に trach を外すらしい。
また、飲み込みの確認もするらしい。

事故後からずっと口は閉じたままなので、飲み込みができるか心配だが大丈夫だろうと思っている。

理学療法士、作業療法士 との訓練も問題はなかったようだ。

神経科医からは、長男の脳のダメージでここまでリカバリできているのはレアケースらしいと言われたらしい(夫談)。
本当に強運な長男だ。

明日は眼科医が長男の眼の検査をしてくれるらしい。
リハビリ施設にいながら、高度な医療を提供してもらっている長男は何度も言うが本当に幸せ者だと思う。

この先、長男がこの経験をコミュニティに還元してくれることを願っている。

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