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借金から逃げた話

闇金から借りて、闇金の利息を返す。
やったことある人なんてあんまりいないでしょう。

私は子供のころからお金の管理能力がとても低い(あとから自覚したが)。
おこづかいをもらってもすぐに使ってしまうし、おこづかい帳を記入してもすぐに書かなくなってしまう。

お金がまとまって入ったときには書くのだが、お金の管理が目的ではなくお金が入ったから『何か』をしたくなってるだけなのだ。

そしてそんな管理がまともにできない私が、闇金に手を出してしまった。
当時は渋谷や新宿界隈の電話ボックスへ行けばそんなチラシがたくさん貼ってあって、お金が欲しくなって思い出したんだよな。
電話ボックスの存在を。

常にお金がほしいと考えていた私は闇金へ電話をかけるのなんて躊躇する理由もなくて、迷わず電話をした。電話口のチャラい感じのお兄さんに指定された住所(普通のマンションの一室)へ向かう。契約書とも言えないような紙に個人情報を書いて免許証を出して3万円借りた。

ちなみに当時(約20年前)はまだ、固定電話の闇金さんもいたし、事務所へ行って借りるやり方のが多かった。

借りた3万円、返済は10日後。完済額は4万5千円。

信じられないような利息だが闇金はみんなこんなもんだった。
初回で実績もなくて風俗でも働けないような垢抜けない女じゃ、たくさんは貸してくれない。
上限は一様に3万円だった。それ以上貸してくれるところはなかったし、1社借りたら最後なのだ。

始めは10日後が給料日よりあとだったから4万5千円を完済。
闇金以外にも普通の消費者金融の返済が合計で10万くらいはあったから、残るお金もない。

(残るお金がないなら増やせばいい)

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