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寄付を募る電話の真実

昨日いきなりBush Heritage から電話があり、とても優しい声の男性が完全な訛りのないオーストラリア英語でとてもフレンドリーに話しかけてきた。何故か私の名前やメールアドレスそして電話番号などの個人情報を知っていて「あなたは野生動物保護にいつも貢献してくれていて本当に素晴らしいありがとう。去年の山火事でこのオーストラリアでどれだけの野生動物の住処がなくなってしまったかご存じですか?……(会話続く) ~ この電話では理解のある皆様に新たに木を植え土地を守るための寄付を募っています。ご協力いただけないでしょうか?」と言ってきた。私が野生動物の為なら協力はしたいよと答えたら「素晴らしい!後はクレジットカード登録するだけです。月$60が自動的に引き落とされるように登録します。」とカード番号を聞かれた。え?今ここでクレジットカード番号教えるの?となんとも言えない危機感を感じたので「寄付はしたいけど詳細をメールに送ってほしい」と言ったら登録されているあなたの個人情報を私は勝手に使えないのでそれは出来ないと言われた。じゃあwebページから詳細見るから教えてと言ったら話をそらしてきて「毎月$30でもいいし毎月じゃなくても一度限りの寄付でも大丈夫。とりあえず登録して後からやめたいならいつでもやめれるので16桁の番号は…?」と、とにかくカード番号を聞いてくるので「ごめんなさい今ここで教えることは出来ないです」と電話を切ってとりあえずBush Heritageのwebページ見に行くとwebからでも簡単に寄付出来る仕様になっているしクレジットカードだけでなくペイパルも使える。何故あそこまで執拗にカード番号を聞いてきたのかを考えるとやはり怪しい。

野生動物保護関係だったら私が寄付するだろうという情報をいったいどこで取り入れたんだろう。私が署名した野生動物系の何かがもしかしたら詐欺師の名簿作りの署名やアンケートだった可能性があるのだろうか。大きな環境保護団体の名前を語ってお金取ろうとするなんて酷いと思いました。

よく考えてみたら全く知らない番号から電話がかかってきて相手は私の情報知っているけど私は相手を全く知らないのにここでクレジットカード番号の教えるってよほどの間抜けじゃないと教えないと思う。でも今回電話かけてきた男性は私の大切にしているものを把握していてフレンドリーに優しく紳士的に話しかけてきて最後電話を切るときもとても丁寧でした。やはり本当にBush Heritageからだったのだろうか?と思うくらいに。(笑)

困惑した私はとりあえずBush Heritageのwebにあった連絡先にメールしてこのような電話による寄付のお願いをしているのか質問してみた。そしてBush Heritageからのお返事がこちら。

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そう。。やはりあの電話はBush Heritageからだったのです。疑ってしまって申し訳なかったけどいきなりかかってきた電話でクレジットカード番号を知らない人に教える人とかどれくらい居るのだろうか。これが自分の知っている人だったり業者さんだったり以前に請求された支払だったりしたらそれは教えることもあるかもしれない。でもこのシチュエーションではありえない。

また寄付は個人の気持ちでやるものであって人から催促されてするものではないとも思っている。だから特にこのような大きな団体が押しかけの募金活動をしていること自体が私には疑問でしかない。Bush Heritageのような環境保全団体がそこまで資金に困っているのならオーストラリア政府がなんとかしなければならないのではないかと思った衝撃の真実でした。


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