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働き続けたいのは、母が専業主婦だったから

私が仕事を続けたい理由は複数あります。仕事は大変なこともあるけど面白い面もあること、社会とのつながりを持ちたい、収入を得たいなど…その中でも大きく影響しているのが、私の母が専業主婦だったことです。

母の年代は専業主婦が多かったと思います。母は、外に働きにでたいけどしかたなく専業主婦をしているタイプでした。父が亭主関白でしたし、子どもが小さい頃はしんどくて働きにでたかったと言っていました。昔はその意味がわかりませんでしたが、子どもがいる今、とてもよくわかります。

教師をしていた母は結婚を機に仕事をやめて、家事育児に専念。それまでまったく経験のない医療事務の資格を取ろうとしているときもありました。よほど働きにでたかったのでしょう。私が大学生の時に母は亡くなってしまいましたが、その資格が取得できたのかはわかりませんし、結局、外で働くことはありませんでした。

収入がないのも気にしていて、いつも節約のことばかり考えていました。収入がないのは肩身が狭い、と言っていました。父にもどこか遠慮していたように感じますし、幸せそうには見えませんでした。

のちに私自身が結婚して、専業主婦の義母に出会い、とても幸せそうで驚きました。私の母は満たされない専業主婦だったので、専業主婦でもこうも違うのか、と。

いろんなタイプの方がいますし、専業主婦を否定しているわけではありません。私の母はたまたま専業主婦では満たされないタイプで、父が亭主関白だったのもあり、余計にしんどそうに見えたのかもしれません。そんな母をみて、母は母の人生を生きてほしい、と思っていました。そのため、私と妹はどんな形であれ、働き続けたい希望が強いです。子どもがいても自分の人生を生きたい、そう思うのです。

育児と仕事のバランスはいつも悩みますし、正解はないのだと思います。どんな状態が自分に心地いいか、これからも試行錯誤して、前へ進んでいきたいと思います。

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