日向石を再び生活へ-小物編-
日向石は生活に寄り添う製品を中心に使用されていました。
(↑写真は水瓶になります。他には石臼やかまどにも)
再び、生活へ取り入れてもらいたいと思い、現代に合うようにいろいろ製作しています。
原石に限りがあるので、小さいものが中心となりますが、
製作したものを紹介します。
伊勢原のシンボルをモチーフに
伊勢原のシンボルといえば、大山です。
市内の方や市内を訪れる方に愛着を持って頂けるように大山をモチーフとしました。
また、大山も日向石で構成されているのですから。
あと、大山こまもモチーフとしています。
大山と大山こまですが、上下を逆にすると同じモチーフが成り立つことを発見し、取り入れました。
コースター
大山と大山こまが対になり、6角形です。
多孔質であるため、吸水性、耐熱性があります。
中央の溝が水分を溜めるところとなります。
もちろん、熱いモノも置けます。
サイズはW90㎜×90㎜、H7㎜です。
カードスタンド
凸を上向きに置けば大山に、下向きに置けば大山こまのモチーフとなります。
カードを置くと、四角や三角が顔を出します。
サイズはW70㎜、H35㎜です。
カトラリーレスト
テーブルに置くと高さが12.52㎜としました。
これは大山の高さの1/100000になります。
サイズはL70㎜、H12.52㎜
最後に、箸置き
この箸置きはおもてなしセレクション2021で受賞しました。
テーブルに置かれると、小さな大山が隆起したかのようです。
箸を置くと参道が現れるイメージとしました。
箸を中に入れる箸置きは珍しいですが、食との関係性を大切に感じることのできる箸置きとなっています。
大山は雨降り山と呼ばれており、農耕信仰がありました。
食への感謝の気持ちを込めながら、食事をして頂きたいです。
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