Sunny-on

地域資源である日向石を軸にしてフィールドワークを行い、地域をデザイン。 http://…

Sunny-on

地域資源である日向石を軸にしてフィールドワークを行い、地域をデザイン。 http://sunny-on.com/

最近の記事

日向石を再び生活へ-小物編-

日向石は生活に寄り添う製品を中心に使用されていました。 (↑写真は水瓶になります。他には石臼やかまどにも) 再び、生活へ取り入れてもらいたいと思い、現代に合うようにいろいろ製作しています。 原石に限りがあるので、小さいものが中心となりますが、 製作したものを紹介します。 伊勢原のシンボルをモチーフに 伊勢原のシンボルといえば、大山です。 市内の方や市内を訪れる方に愛着を持って頂けるように大山をモチーフとしました。 また、大山も日向石で構成されているのですから。 あと、大山

    • 日向石のこと。

      日向石がどのような石なのか紹介したいと思います。 日向石の成り立ち 誕生の起源は約1700 万年前(新生代新第三記中新世中期)、海底で噴火活動がくりかえされ火山島が現われました。そして、いくつかの火山島がフィリピン海プレートにのって衝突し、持ち上がってできたのが大山丹沢層群です。この一部が日向石の石切場がある大山・日向地区になります。 日向石の特徴 日向石は火山から噴出された火山灰や火山礫が地上や水中で堆積された岩石で凝灰岩に分類されます。数㎜以下の細かい火山礫が固まった

      • 失ってしまった地域資源を、再び。

        私達、Sunny-on(サニーオン)は約50年前に失った地域資源を見つけました。その地域資源は「日向石」という石です。 簡単にご紹介します。 日向石の現状神奈川県伊勢原市では、江戸時代中期頃に「日向石」を活用した産業が始まりました。 しかし、300年以上続いた日向石の産業は急速に減衰し、50年の間で完全に失われました。その背景には、グローバル化や物流の変化により、他国から良質の石が安く入手できる時代となったことが大きな要因と言えます。他にも日向石の需要を支えてきた製品が、

      日向石を再び生活へ-小物編-