貯筋は大事! 訪問介護士@オーストラリア

最近読んでいる本、91歳の現役心療内科医の藤井英子著『ほどよく忘れて生きていく』の中で、
”「貯金より貯筋」は本当です。”という内容がありました。以下、抜粋。

筋力の低下は健康寿命を損なう原因の一つ。
筋力低下により、基本的動作がしにくくなると、外に出るのが億劫になり、ますます筋力低下が進む。そして、動かなくなると脳への血流も減る、人との関わりも減る、会話が減ると認知機能も低下する、
つまり筋力は健康に長生きするには不可欠。
そして、筋肉は何歳になっても鍛えることが可能。

この「筋肉は何歳になっても鍛えることが可能」というのは、私も仕事を通じて実感していることの一つ。
もうすぐ97歳のLさん、バランスを失うことが増えて不安が募り、歩くのもめっきり減ったなぁと感じていた頃、「一緒に体操してくれない?」と頼まれて、エクササイズを始めました。
最初は1㎏のダンベルもしんどいと両手で持つほどだったのですが、スクワットなどの足のエクササイズと腕のエクササイズを10~15分取り組みました。乗り気じゃない時や疲れた時でもスクワットだけ、座ったエクササイズだけ、とコツコツ取り組みました。
絶対やる!という感じではなく、できる時にできるものだけやろうとゆる~~く取り組んでいるのもとても良いと感じていました。
そして、少しずつ筋肉がついて、体力にも自信がついてきて、
ダンベルも片手でホイホイ持てるようになりました(自分でもびっくりされていました)。
そしてそして、エクササイズを始めて半年後、なんとシドニー&パース旅行まで行ったんですよ!
その前はもう旅行は無理ね…なんて言っていたんですけどね。
今の体力なら行けるかも?とふと思ったようで、パースに住む生まれたばかりの曾孫に会いたいという目標ができて、せっせと頑張ったわけです。
孫や曾孫たちに元気な姿を見せたいという強い思いもあったと思います。
筋肉がついてくると、気持ちも前向きになる→もっと頑張る→筋肉がもっとつく→前より動けるようになる
という良い循環が生まれる本当に良い例を見たなぁと思いました。

旅行中に疲れてしまわないだろうか、帰ってきたら目標を達成してガクッと元気がなくなってしまうのではないかとと心配していましたが、
すごーーーく楽しかったワ~♬と帰ってきて、その後も元気に過ごされています。

貯筋、ホント大事です!そして、私も今日はジム&ピラティスに行って貯筋してきました(笑)。

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