埠頭を渡る風(5/3鹿児島〜枕崎)
今日は鹿児島市からスタート。最初の目的地はJR最南端の終着駅・枕崎駅。
とはいっても枕崎まで向かう電車はものすごく限られるため、まずは途中の指宿まで。
10時過ぎに指宿に到着。次の電車までは1時間半ほど時間がある。港の方まで行ってみて時間を潰す。
鹿児島に着いて感じるのはめちゃくちゃ風が強いこと。天気には幸い恵まれて5月にして夏休みかという景色なのだが、がらんと物寂しい港と無防備にも吹き付けられる風から常夏の海という雰囲気は感じられない。
あえてBGMをつけるのならユーミンの「埠頭を渡る風」。すごく今日の景色に合っている。
※ユーミン本人が出演した空耳アワーで、同曲の“もうそれ以上〜もうそれ以上〜”の部分を“妄想令嬢”と紹介していた。それ以来、この曲を聴くたびに妄想令嬢に変換されてしまう。
11時の開店と同時にランチへ。すぐに出るものを聞いてみたら「温たまらん丼」が1番早いとのこと。
指宿の温泉で作った温泉卵を使ったどんぶりの総称で、入った店では黒豚温玉丼として提供。
前夜に黒豚のカツ丼を食べていて罪悪感を覚えたのだが、ここは旅先。自分に対して罪を犯すのが旅の醍醐味なのだ。
そんなこんなで余韻を味わう時間もなく、11時半の電車に乗り込み南の終着駅へ向かう。
枕崎といったら鰹。さあ思う存分海鮮をと言いたいところだが、帰りの時間まで30分しかない。枕崎でご飯は早々に諦め、思う存分枕崎駅を愛でる。
ちなみに帰りは時間短縮のため路線バスを利用した。ローカル線の旅はとにかく時間との勝負。時間がないのだ。それが楽しみなのだけど。
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