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読書の記録『バナナの魅力を100文字で伝えてください』

読みに来て下さり、ありがとうございます。

これまでの私は、自分の言いたいことを「伝える」努力をしてきました。
しかし、本当は「伝える」ではなく、「伝わる」ように努力をすべきだったなと、この本を読んで考え直しました。

それが、『バナナの魅力を100文字で伝えてください』です。

Amazonの表示だと本の様子が分かりにくいので、写真もつけておきます。

タイトル通り、バナナの魅力を100文字で考えてみます。

甘くて、柔らかくて、南国の雰囲気を感じる果物。
常温で保存でき、誰でも皮を簡単に向けるので、子どもでも食べやすい。
スーパーやコンビニでも売っていて、手に入りやすい。
栄養も豊富で、人気のある果物です。

難しかったよー!!

何とか100文字以内で収めました!
とはいえ、説明が足りないし、語尾バラバラだし、何だか魅力がいまいち伝わらない気がします。
ジュースにしてもおいしいよ!とか、完全栄養食!など言いたかったし、何より色や形状を伝えていません。
どれも中途半端な感じが否めないです

皆様は、相手に伝わるように魅力を考えられましたか?

この本には、人に伝える技術だけではなく、人に伝わる技術について様々な方法が書いてあります。

その中ですぐに取り入れられそうだと思ったのは、「、」(読点)は伝わる強度を上げるということです。

松任谷由実さんの名曲、『春よ、来い』。
このタイトルに「、」(読点)がついていることで、春が来てほしいという思いがより強く伝わってきます。

『春よ、来い』
『春よ来い』

比べてみると、その差がよくわかります。
「、」が入るだけで思いを強く感じます。

私も文章に読点を使いますが、読みやすくすることを目的に使っていることが多いです。伝わる強度を上げるために使うことはあまりなく、気分で使っていることもありました。
読点の使い方ひとつで、思いを強く伝えることが出来るとはあまり考えていなかったので、これは新しい学びでした。

他にも、「たとえの法則」「比較の法則」「フリオチの法則」など、文章を書く人にとっても、人とコミュニケーションをとる上でも気になるワードがいっぱい出てきます。

読書リハビリ中の私でも、1時間ぐらいで読める内容なので、気負わず手に取りやすい本だと思います。
そして、文章を書く際に、繰り返し読みたい本でもあります。

人に伝わる文章を目指す私にとっては、頼りにしたい1冊となりました。

機会がありましたら、お手に取ってみていただけると嬉しいです。

ここまでお付き合い下さり、ありがとうございました。

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